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百四十四話:夢2 ページ19

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__夢を見ながら死ねるなんて幸せだよね


炭治郎達を術にかけた鬼、魘夢がそう呟く



魘「ねんねんころりこんころり
息も忘れてこんころり
鬼が来ようとこんころり
腹の中でもこんころり

楽しそうだね
幸せな夢を見始めたな
深い眠りだ
もう目覚めることは出来ないよ」









.









Aの夢に、一人の青年が侵入した

鬼に幸せな夢を見せて貰う為に__



佐伯 藤四郎


その青年は画家を目指していた

だが親に反対された挙げ句勘当され
金もなく行く宛もなく路頭に迷っていた

そして利用されたのだ




佐伯がAを見つける


佐(本体が居た
家族...いいな、幸せそうで
僕も早く幸せな夢を見せて貰おう)


青年は夢の端に行く

夢の外側の無意識領域に行くために
錐を使い景色を裂く




Aの無意識領域へ入り込む

すぐに精神の核を見つけた


だが、思わずそこで止まってしまった



佐「どうして鬼が...!」


精神の核を守るように
一人の鬼が核の側に立っていた

Aの鬼である終命ノ夜



Aの心に住む彼にとって、無意識領域も
当然彼の領域だ

一目見ただけでもわかる
彼がこの場の支配者であることが


その鬼は美しく笑う




終《夢を見せている隙に人間を侵入させて
精神を壊そうとするだなんてよく考えたものだね
称賛に値するよ
けど、俺が居る限りAの精神は壊せない》



そう言って愛おしそうに精神の核を撫でて
青年へ向かう

思わず後退するが
それも虚しく、簡単に終命ノ夜に捕まる


片手で首を絞められ、持ち上げられる



佐「ぐっ...ぁ、あ...っ」


終《苦しいかい?
ここで君の精神を破壊してもいいんだけど
せっかくの客人だ
こんな場所に入り込まれるなんて
そうそうないからね
ゆっくり、楽しもうじゃないか》



終命ノ夜は微笑んだ








A、早く起きろ___

お前の帰る場所は此所じゃない


夢だと、気付いてるだろう?

目を覚ませ___









.









その声は終命ノ夜のものか


それとも____

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設定タグ:鬼滅の刃 , 愛され , 救済   
作品ジャンル:アニメ
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露亞(プロフ) - ありがとうこざいます! (2020年1月9日 19時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 露亞さん» 無ければ私の好きに考えて書きます! (2020年1月9日 19時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 露亞さん» 番外編という形でなら出せますよ!次の続編に入ってからになると思うので気長にお待ち下さい!何かこういう風に書いて欲しいとリクエストがあれば書いて頂ければ考慮して作ります! (2020年1月9日 19時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
露亞(プロフ) - 終わりのセラフのキャラクターを少しでいいので出してもらいたいな…なんて(( (2020年1月9日 18時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - たぴ岡さん» 何回も読んで頂けるなんて嬉しいです!頑張りますね! (2020年1月4日 22時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:来羅 | 作成日時:2019年12月29日 19時

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