百三十五話:家族と家族2 ページ2
秋人side
宇「Aは蝶屋敷に行った」
秋「まさか怪我したんですか?」
楓「わかった
それじゃ、さよなら」
秋「ちょっと待て楓
早速行こうとするんじゃない」
秋人は去ろうとする楓の首根っこを掴んで止める
そして、僅かだがいつもの様子とは違う
柱の面子に少し違和感を覚えた
秋「何かあったんですか?」
秋人がそう聞くと宇髄さんが教えてくれた
炭治郎の事
禰豆子の事
裁判であった事
そして__炭治郎と禰豆子の為に
師範を含めた六名の命が懸けられていた事
もし禰豆子が人を傷付けた場合
師範は頚を切って詫びる__
それを聞いて、当然二人の心境は穏やかじゃ
なかった
自分の預かり知らない所で
死ぬかもしれない事をしていた
思わず殺気立った
秋「その鬼と隊士は何処に居るんでしょうか」
楓「殺す」
宇「おいこら待てお前ら殺そうとするんじゃねぇ
あいつらの事は公認になったから
手出しするんじゃねぇ」
楓「は?」
秋「なんだって?」
鬼を連れた隊士を公認するなんて
どういう事だ
錆「秋人、楓」
義「...」
秋「義勇さん、錆兎さん...」
楓「知ってたの?」
その問いに頷く
秋「...どうして師範が」
錆「炭治郎と禰豆子を家族として
大事にしてるからな__」
一瞬息が止まった
そして同時に腹が立った
家族?そんなの知らない
顔も知らないような奴が家族?
ふざけるな
そんな知らない奴に師範は命を懸けて__
それを知らなかった自分に腹が立った
何も教えてくれなかった師範に腹が立った
炭治郎と禰豆子に腹が立った
師範はお人好し過ぎるんだ
家族関係になると自分を犠牲にしようとしてでも
守ろうとする
こんな事言われて
納得出来るわけがない
認めない、絶対に
秋「公認、ですか
わかりました。手は出しませんからご安心を」
楓「...」
そう言って秋人と楓は踵を返して
蝶屋敷に向かった
.
NOside
秋人が怒りの表情を隠すように微笑みながら言う
秋「大人しく納得出来る筈がないでしょう?
公認されてるとは言え、他の隊士も君達の事を
快く思わないでしょう
当然私も同じです」
炭(ああ、この人は俺に対して怒ってるんだ
公認されてるだけでは信用されない
どうしたら信じてもらえる...?)
そこで、お館様に言われた事を思い出す
__証明しなくてはならない
十二鬼月を倒しておいで
そうしたら皆に認められる
293人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
露亞(プロフ) - ありがとうこざいます! (2020年1月9日 19時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 露亞さん» 無ければ私の好きに考えて書きます! (2020年1月9日 19時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 露亞さん» 番外編という形でなら出せますよ!次の続編に入ってからになると思うので気長にお待ち下さい!何かこういう風に書いて欲しいとリクエストがあれば書いて頂ければ考慮して作ります! (2020年1月9日 19時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
露亞(プロフ) - 終わりのセラフのキャラクターを少しでいいので出してもらいたいな…なんて(( (2020年1月9日 18時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - たぴ岡さん» 何回も読んで頂けるなんて嬉しいです!頑張りますね! (2020年1月4日 22時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:来羅 | 作成日時:2019年12月29日 19時