番外編:“あの時”の分岐 ページ22
簡単に説明
夢主が鬼舞辻と遭遇した時に
もし負けて鬼になってしまったら__という話
______________________
NOside
Aが負傷し、回復に専念している間
終命ノ夜が鬼舞辻の相手をしていた
すると次の瞬間
ドクンッ___
『あ゛、ああぁ゛ぁぁぁぁぁぁっ!!』
Aの体が大きく痙攣する
心臓が脈打つ
肉体が、細胞が別の__何か得体の知れない
ものに塗り変わっていくのを感じる
人間であろうとする部分が死のうとしている
それを、Aの心に住む鬼
終命ノ夜はすぐに感じ取る
別の“鬼”になるのを
人間ではない
忌まわしい
全く別の___
終《Aっ!!抵抗しろ!
俺以外に器を明け渡すな!!》
鬼「ふっ、どうやらAはお前ではなく
私を選んだ様だぞ」
終《貴様...、___!!》
終命ノ夜に怒りの表情が浮かんだと思えば
次の瞬間には目を見開いて
鬼舞辻の前から姿を消す
気付くと、終命ノ夜はAの心の中に居た
天も地も地平線も全て真っ白な世界__
そこでAの姿を捉える
終《A!まだ間に合う!
鬼になるまで力を暴走させる!!》
終命ノ夜の足元が黒く染まっていく
だが、Aの足元はそれと逆に
血のように赤く染まって
その赤くなった地に沈んでいく
Aを引き上げようと
終命ノ夜が手を掴む
『ご、め...ッもう、無理...
終...早く私から離れてっ』
終《ふざけんな、俺はお前の鬼だ
お前を守っ___》
その時、凄まじい力でAの体が
地中に引っ張られる
手が離れる
そして___
終命ノ夜を封じるように
鎖が終命ノ夜の体に巻き付く
終(この鎖っあいつの呪いか!)
そう認識した瞬間目の前が真っ暗に染まる
___あぁ、ごめんなA
お前を、守り切れなかった____
そして、終命ノ夜の意識が途絶えた
.
Aが目を覚ます
『...』
体を起こして夜空を見上げる
その青い瞳には既に数字が刻まれていた
鬼舞辻は満足したような笑みをして
Aの前に立ち、頬を優しく撫でた
鬼「ああ___やはり美しい
よく鬼になった、A」
『はい、無惨様』
鬼「私達の城へ帰ろう」
『はい』
すると琵琶の音が響き渡り
二人の姿が消える
Aが鬼になった事は鴉によって伝わった
「カアアッ!
柊A!鬼舞辻無惨トノ戦イデ負ケ、
鬼ニナッタァ!!」
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particle e(プロフ) - いえいえ (2020年3月15日 0時) (レス) id: 951567228e (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - みかんさん» 番外編、楽しんで貰えて何よりです!実は今、このシリーズを書くので手一杯な状態なので新たに作品を書くのは難しいんです...すみません!いつか番外編の内容で話を書けたらいいなと私も思っています。 (2020年3月15日 0時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - particle eさん» すみませんでした!ご指摘ありがとうございます! (2020年3月15日 0時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
particle e(プロフ) - 13ページの珠世さんの台詞のところに禰「」って書いてありました (2020年3月14日 21時) (レス) id: 951567228e (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 番外編めちゃめちゃ好きなので別の作品として描いてほしいです、、!! (2020年3月12日 16時) (レス) id: 671a807c78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:来羅 | 作成日時:2019年12月9日 22時