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六十二話:指令 ページ17

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髪を結って貰った後
Aと真菰は店を出て
義勇と錆兎の所へ戻った

Aの姿を見た二人が少しだけ驚いた顔を
してから微笑んで言う


錆「綺麗だぞ、A」
義「とても似合っている」

『ありがと、二人共』



と、少しだけ照れくさそうに笑うA


それから三人で会話に花を咲かせながら
一緒にご飯を食べたり町を歩いて買い物を
したりした




『そっか、三人共階級上がったんだね
義勇と錆兎はもう柱になっても
いいぐらいじゃない?
次期水柱に二人を推薦してみようかな』

話を聞くと、義勇と錆兎は甲
真菰は丁になったらしい

すごいな、とAは思う



錆「いや、俺達はまだまだだ」
義「ああ」

『そんな謙遜するなって
三人の実力は私が保証する
もしかしたら二人より真菰の方が強くなって
柱になるかもね〜』

真「えー、二人に勝てる気がしないよ」



そんな会話をしながらみんなで笑い合う







すごく、楽しかった

が、その時間もすぐに終わりを告げた




甘味処で丁度休んでいると
A、義勇、錆兎の鴉が飛んできた

私達は甘味処の外に出る
Aの鴉、架韻が言う


架「カアアッ、カアアッ!
指令ヲ伝エルゥ!!
冨岡義勇、鱗滝錆兎ト共ニ
至急、北西ノ町ヘ向カエェ!

詳シイ内容ハコレヲ読メェ!」



架韻の足に結ばれていた紙を取って見る


『向かわせた隊士十数人が行方不明___
その中には甲の隊士も数名居た
なんとか戻ってきた隊士は激しく動転し
精神が不安定な状態
その町は濃い霧で覆われていた

精神を攻撃する系統の血鬼術を使い
十二鬼月である可能性あり___


甲の隊士すら行方不明に...
これは十二鬼月の可能性が高いな』



錆「厄介そうだな」

『...二人共、十二鬼月との戦闘の経験は?』




そう聞くと二人は横に首を振る


『そっか、下弦の鬼ならともかく
もし相手が上弦の鬼だった場合、二人は逃げろ
いいな?』

錆「は?」
義「何を言って__」


『上弦の鬼相手だとしたら
守りきれないかもしれない
二人を死なせる訳にはいかないからね』



Aの目は何かを思い出したかのように
遠くを見ていた


『行こうか
ごめんね真菰、今度私の屋敷に遊びにおいで』

真「うん...三人共、気を付けてね」



義/錆「「ああ」」

『勿論』




私達は真菰と別れ、南西の町へ向かった


私達が町へ着いたときには日は落ち
濃い霧が立ち込めていた

六十三話:霧の町→←六十一話:再会



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作品ジャンル:アニメ
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来羅(プロフ) - 璘さん» ありがとうございます!無惨様は無惨様だから(は?)夢主と会って多分痛い目見ると思いますよ!諦めるかどうかは微妙な所ですけど(^_^;) (2019年12月1日 12時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
- 楽しく読ませて頂いております!夢主を鬼にしようとか無惨アホだなぁと思いながら見てます。無惨の事だから嘗めて掛かると思うので痛い目に遭って諦めて欲しいです。更新頑張って下さい(*´ω`*) (2019年11月30日 22時) (レス) id: c098776017 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 十六夜さん» ありがとうございます!応援すごく嬉しいです!がんばります! (2019年11月24日 20時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - すごくよかったです!これからも応援してます!! (2019年11月24日 17時) (レス) id: 15eeb3cf2b (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 黒豆粉さん» 応援ありがとうございます!頑張ります! (2019年11月23日 15時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:来羅 | 作成日時:2019年11月16日 18時

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