四十二話:任命 ページ46
Aside
産「では、Aを“滅柱”に任命しよう」
『滅柱...？』
産「そう、鬼柱では
他の
しれないからね」
その言葉で合点がいった
『全て、知っているという事ですね
私が鬼の力を使っている事も＿＿＿』
産「ああ、鴉から大体の事は聞いた」
『それを知った上で＿＿』
産「柱に任命した」
『...』
産「聞きたい事があるんだ
答えてくれるね？」
『はい』
産「下弦の弍との戦いで“痣”のようなものが
出たと鴉から聞いてね」
痣？何か呼吸に関係するものか？
でも私は呼吸を習得していない
『戦いの中で出た痣のようなものは
呪詛が現れたものです』
産「呪詛？」
『はい、私が使っている鬼の力
鬼呪はその名の通り“鬼の呪い”
力を多く使う程、呪詛は体の中に収まりきらなく
なります。それが、顔などに呪詛が広がって
結果的に痣のようになって現れるのです』
産「そうか...」
『お力になれずすみません
痣とは...呼吸に関係する物なのですか？』
産「...Aは頭がいいね
痣については、いずれ話すべき時が来る
それまで待っててくれないか？」
『承知致しました』
私が静かにそう言うと
再び優しく微笑むお館様
産「話を受け入れてくれてありがとう
今日はゆっくり休むといい
これからの活躍を期待しているよ、A」
『御意』
私はそう答えて、一度頭を下げてから退室した
そして産屋敷邸を出て空を見上げる
鱗滝さん、義勇、錆兎、真菰＿＿＿
私、柱に就任しました
.
すると、架韻が飛んできた
架「カァァ！カァァ！
柱ニ就任シタノカ！大出世ジャネェカ！
メデタイナァ！俺モ鼻ガ高イゼ」
『えっと...ありがと？』
私自身、あまり実感がないのだが...
すると架韻が言う
架「屋敷！屋敷ニ行クゾォッ！」
『え？屋敷？何処の』
架「オ前ノ屋敷ダァ！！」
『え？』
なんと、私の屋敷が準備されてたらしい
鴉に着いていくと、大きな屋敷が見えた
敷地も広く、見事な日本庭園があった
『うっそ...これ私の屋敷？柱すごい...』
信じられなかったが
扉に“柊屋敷”と書かれていて
あ、私の屋敷なのかと実感させられた
なんか...この時点で柱の待遇すごいな
柱、恐るべし
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ぴーふふる - すみません💦今いましたね！ (2022年10月12日 14時) (
レス) @page10 id: 97d1a84e27 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーふふる - 真菰ちゃんは！？ (2022年10月12日 14時) (レス) @page9 id: 97d1a84e27 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ - 終命ノ夜ってなんで読むんですか？ (2020年5月30日 13時) (レス) id: 9ee991fc40 (このIDを非表示/違反報告)
スモークサーモン - ぱすてーる@YouTube部 所属さん» 17話やるせないであってますよ 許せないだと、何が許せないになるんですか？ (2020年4月26日 20時) (レス) id: 99f545fffc (このIDを非表示/違反報告)
あーるぐれい。(プロフ) - とても面白い作品ですね！でも1つ訂正が…。四十一話の「役不足」と言う言葉ですが、その仕事・役割が自分の力量に足りないという意味なので、この場合は「力不足」(その仕事・役割に対して自分の力量が足りない)と言う方が正解です！細かくてすみません…。 (2020年3月18日 0時) (レス) id: 86f01c478d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：来羅 | 作成日時：2019年10月27日 1時
