東卍の白豹Part5

197話:喧嘩賭博3 ページ6

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雪はマイキーから視線をギャラリーに向けると
一歩前に出て言う



『オイ、オマエら！！総長を前にして何している！！
今すぐ頭下げろ！！』





言う事を聞かなければならないと思う程の気迫に
全員が一斉に頭を下げた

溝中メンバーも頭を下げながら
山岸が説明をした



山岸「白髪に紫色の瞳...
東京卍會、特攻隊長の今牛雪！！
“白豹”の異名を持ち、数多くの伝説を残した先代から
その異名を継いだとか！
美人だけじゃなく喧嘩の腕もピカイチで
勝てる奴はそうそう居ない！！
黒き龍の愛し子とも呼ばれている！！」

千堂「流石不良辞典...ってか女でそんな強いとか
チート過ぎだろ...」




すると、頭を下げたギャラリーが一斉に言う


「「「お疲れ様です！総長！！」」」





武道はそれに反応して、マイキーを見た


武道(コイツが東京卍會のトップ
佐野万次郎！！？
ってか昨日オレの手当てしてくれた美人も居る！？
嘘だろ、あの人も東京卍會なのか！？)




マイキーは武道の方へ歩いていった

すると、ギャラリーの中に居た赤石が声をかけてきた


赤石「佐野君！！オレ、3番隊の特攻やってる赤石っす！」




だがマイキーは目もくれず、通り過ぎて行く

それに対してドラケンが言う


龍宮寺「邪魔、マイキーは興味ねー奴とは喋んねーんだよ」




すると、そこに追い打ちをかけるように雪が言う


『特攻？私の前でよく自信満々に言えたナ？
調子乗ンなっての、顔洗って出直して来い』

赤石「あ...す、すいません...」





赤石は雪の圧に負け、萎縮しきってその場に崩れ落ちた

それを見ていた溝中メンバーが言う



山岸「マジか...」

マコト「あのレッド君が何も言い返せねぇ...」

千堂「ってかあの人の圧力ヤベェ...
そりゃ崩れ落ちるわ」

タクヤ「あれが“白豹”...怖ぇけど、カッケェかも」

山岸「だろ！？カッケェよな！？」

千堂「オマエら緊張感なさすぎ！！ちょっと黙れ！！」





マイキーがキヨマサに近付く

キヨマサは頭をペコッと下げて
「お疲れ様です」と言うが＿＿＿


それがドラケンと雪の神経に触った





ドラケンがキヨマサの腹に蹴りを入れると
キヨマサは腹を押さえて前のめりになった




龍宮寺「キヨマサー、いつからそんなに偉くなったんだ？
総長に挨拶する時はその角度な？」

『舐め過ぎだろ、堅が丁寧にお辞儀の角度教えてやったンだ
忘れずに覚えとけよ？』

清水「は、はい...」

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