FIVE ページ16
ダン!
カイコク「おう、さすがにちょっと悪趣味じゃねェかい...」
駆堂君が押し倒して首を抑え忍霧君がナイフを、鬼ヶ崎君が唐傘をパカさんに向けた。
ザクロ「作り物の可能性は...?」
アンヤ「気色わりーもん見せやがってこの人殺し野郎!」
パカ「お望みならばご案内しますよ」
パカ「ご遺体は運び出しましたが部屋のリフォームは住んでおりません。まだ十分「痕跡」が残っておりましょう」
アンヤ「...てめ」
パカさんが自分の首を絞めている駆堂君の手を掴む。
パカ「ひとつご忠告を。貴方がたは、すみやかに、理解すべきです。ご自分が今置かれている状況を。怪我や死亡、当然ございます。なにせリアル実況ですから」
パカ「現実世界にリトライやセーブがあるとお思いで?」
アカツキ「パカさん」
入出君が挙手した。
アカツキ「それって立候補アリですか?」
どうしよっかなぁ、よしやろう←決断早い
貴方「あ、ウチも」
挙手する。
ーーーーーーーーーーーーー
カリン「ねぇ、あんた絶対バカでしょ」
アンヤ「じゃあこいつはアホだ」
貴方「ただ楽しそうって思ったから挙手しただけだよ」
アンヤ「なんで楽しそうって思ったんだよアホか」
アカツキ「少し興味が湧きまして...」
カリン「入出バカツキ」
アンヤ「改名しろアホツキ」
貴方「カリンちゃんはまた一緒だねぇ」
カリン「どうせクジ運悪いわよ...」
『第二ステージ 取り換えこっくりさん
こっくりさんのみっつの願いを叶え、アイテム「01染色体」を手に入れよ』
黒板にそう書かれている。
貴方「フリーゲームの方のナカノヒトゲノムでも集めたよね、『染色体』」
カリン「あっちは22本集めたらクリアだったわ。ということはあと21回こんなことをやらされるわけ...?」
ザクロ「...いや、あの男は1億ビュー達成までと言っていた。カウンタもこうして動いている」
カリン「...ねえ...これ...本当に観られてるの...?」
カリンちゃんが見渡す。
貴方「多分ね、じゃなきゃカウンタは動かないし意味がない」
ザクロ「......とにかく今はやるしかない」
アカツキ「そうですね」
机にパカさんが用意していたのかこっくりさん用のシートとコインが置かれていたので、コインにそれぞれ人差し指を乗せる。
ザクロ「おい、なにをしている」
駆堂君が人差し指を乗せていない。
アンヤ「やってられっか」
あ、キレてる。
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作者名:梅雨 | 作成日時:2018年1月14日 19時