SIX ページ17
アンヤ「テメーらもバカか、あんなふざけた野郎のいいなりになりやがって。だいたいなにがこっくりさんだ小学生のガキじゃねーんだよ」
ザクロ「......言動はガキそのものだがな」
アンヤ「あァ...？」
二人が睨み合う。
アカツキ「駆堂さん。どうしても嫌ですか」
アンヤ「は、あ...？」
アカツキ「ちょこっと。第一関節ちゃんってするだけでいいので」
アンヤ「ぜっってーヤダ！！！」
アカツキ「お願いします」
アンヤ「しつけーぞテメ...」
アカツキ「ピーマン。これから俺が全部食べますんで」
アンヤ「........」
おい黙んなやさっきの威勢はどこに行ったんだよ......
ーーーーーーーーーーー
パカ「フフ、ようやく開幕ですね」
映画館のような場所でスクリーンを見るパカ達。クジに外れた者達はここで待機する。
ユズ「「たたり姫」が向こう側で良かったじゃないか」
カイコク「なんでえ、たたり姫って」
ユズ「あのお嬢さんの通り名さ。彼女オカルトものはかなり精通してるはずだよ」
カイコク「......半べそかいてねェか？」
パカ「確かに得意ジャンルに当たったほうがクリアの確率は上がります。ただ、閲覧者様が望むのは必ずしも堅実で安全なプレイだけではございません。ときには予想もつかない、エキセントリックな行動が人の心をつかむこともあるかと」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
アカツキ「動きましたよ！！すっげー！！」
貴方「おぉ！」
ザクロ「ど、どういう原理なんだこれは...」
アンヤ「オイ誰だ力入れてんの」
カリン「静かにして、こっくりさんが取り換えの条件を言うわ」
アカツキ「み、す、濁点...水？」
貴方「水がほしいのかな？」
カリン「...たぶん」
ザクロ「水なら近くの廊下に蛇口があった」
カリン「ダメ！！まだ指を離さないで！」
ザクロ「！？」
廊下に出ようとするザクロの手を掴む。
カリン「正しい順序で終わらせないと、こっくりさんが帰ってくれずにとり憑かれるわ。一般常識でしょ！」
アンヤ「ねーよ、んな常識...」
貴方「ねぇねぇ、そこの花瓶はどう？」
花瓶が置かれている机に一番近いザクロに取ってもらい、花を取り出し水を流す。
貴方「...お、合ってた」
カリン「な...なんだ、思ったより簡単ね」
アンヤ「また動くぞ」
コインが動く。
『ト モ ダ チ』
カリン「...いきなり人生相談っぽくなったわ」
アカツキ「友達いないんですかね...」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：梅雨 | 作成日時：2018年1月14日 19時
