蝶が7頭 ページ9
.
太「たっのも〜〜〜!!」
ドアを壊す勢いで入ってきたのは無論、云うまでもなく太宰だった。
太宰を見た瞬間、国木田は頭を抱えた。
国「どうりで寒気がすると思ったんだ…」
賢「流石探偵社きっての名コンビですね!」
そう。国木田と太宰は虎の捕獲のような荒事を担当する探偵社名物のコンビなのだ。
太宰はやる気が全くもってないが、無駄に頭は働く。
性格こそ正反対だが、今まで解決してきた依頼は30を越える。
なんだかんだ云って相性は抜群なのだ。
太「おや?国木田くん!真逆太宰レーダーが反応したのかな!?」
…この男、恐ろしい。
国「っ誰の所為でこうなったと!」
太「え、私」
国「…もう俺は駄目だ」
谷「あはは…お疲れ様です…」
机にゴンッと頭を突っ伏す国木田。
その傍にそっと水を置いてあげる谷崎。
其れを見てニヤニヤし乍Aの隣に座る太宰。
駄目だ。カオスってる。
与「国木田も苦労が絶えないねェ」
貴「あ、私も〜!!」
与謝野双子は満面の笑みを浮かばせながら医療バッグから鉈と斧を取り出す。
与謝野(姉)は鉈で、与謝野(妹)は斧だ。
ジャキンッという効果音だけで国木田は飛び起きた。
谷「ここここ此処で!?!?」
与「なンだい谷崎?」
貴「なンか文句でもあるのかい?」
谷「い、いえ!ななななにもありません!!」
ナオミが目を輝かせて「お姉さま方とてもかっこいいですわ!」と云った。
これで判るだろう。探偵社にはまともな社員がいないのだ。
店「おまたせしました〜!えーっと…鰹のたたきと…三ツ矢サイダー…うなぎ2つ…お酒…ラムネ…唐揚げ定食…。追加の麻婆豆腐2つと…オレンジジュース2つですね」
賢「我慢…我慢…」
太「嗚呼!なんと麗しいその」
店「ごゆっくり〜」
この店の店員さんは探偵社ご達者なだけあって太宰の扱いも慣れている。
否、太宰だけではなく探偵社のこの騒がしい雰囲気にも微笑ましい笑顔を浮かべている。
今の時間帯は殆ど常連さんなので了承済みだ。
なんと都合のいい。此処完全なる探偵社専用じゃん。
太「じゃあ洗剤1ℓ!」
店「すいません太宰さん、先刻売り切れてしまいましたの!」
太「な、なに!?一体それは誰n」
店「何時ものですね!少々静かにお待ち下さい」
店員さんは口に人指し指を当てながら云った。
太「嗚呼!その行動、言動、否全てが美しい!是非私と心jy」
国「いい加減にせんか!」
……懲りないな太宰。
241人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白鳥(プロフ) - 主様の作品どれも、とっても素敵です!続き楽しみに待ってますね!推しがぁぁ最高…(´ρ`*)コホンコホンあの…もし良かったら、私も小説を書いてるので見に来て下さい! (2020年9月4日 7時) (レス) id: 356759ad05 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - 茹でトマトさん» ひぎゃあああああ!!私は君のテンションのほうが最高だと思うぜ!!(ゴメンナサイ) 山積みになった課題を半分に消化してから更新したいと思います。この作品、ほかの作品より真面目に作りたいのでもう少し時間を取らせてください(泣) (2020年3月19日 15時) (レス) id: 5212cd622c (このIDを非表示/違反報告)
茹でトマト(プロフ) - ひぎゃああああ面白い!!ストーリー性最高ッッ!!語彙力半端ねぇ…!!更新待ってますうひゃw (2018年7月1日 1時) (レス) id: 8ccd326c83 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - わんわんわわーんわんわんわわーん 応援コメント嬉しすぎて泣きそうてか心の中泣いてるかふぇもかちゃーん♪(調子乗りましたごめんなさい)やっと更新しました遅くなってほんと申し訳ありませんん…!駄文ですが是非読んでいただければ幸いです…!! (2018年6月12日 21時) (レス) id: fa6f70f370 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - 霊華さん» コメントありがとうございます!そ、そそそそそんなこんなの自己満足作品にすぎませんよ…!(笑)見ていただけて本当に嬉しいです!!ありがとうございます!頑張ります! (2018年6月12日 21時) (レス) id: fa6f70f370 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:かふぇもか | 作者ホームページ:
作成日時:2017年11月27日 20時