蝶が15頭 ページ18
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in 探偵社
与「A、帰ってきてないかい?」
与謝野(姉)が医務室からひょっこり顔を出す。
賢「そういえば先刻少し出る、と云って帰ってきてませんね?」
と賢治。
国「1時間以上もかかるところなのか?」
先刻与謝野に正気を戻させてもらった(脅し)国木田が問う。
与「否。往復10分くらいで行ける」
国「ったく…彼方で長話でもしているのか…」
国木田は再びパソコンと向き直った。
だが1人、姉だけは違った。
与「心配だねェ…」
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冷たい。
気がついて初めに感じたのは背中に感じる冷たさと、頭の痛み。
Aは目が覚めると冷たい床に横たわっていた。
周囲が真っ暗だ。
何処か判らない。
でも此処から一刻も早く出ないといけないことは理解していた。
ジャラ…
立ち上がると同時に見た其れは、鎖。
手首はなんとか自由が利いているが、足が動けないうちはなにもしようがない。
ピンチだ。
?「おお、起きたか」
貴「…!?その声は…!」
急に部屋に差した眩しいほどの光。
そこに立っていたのは昔の馴染みある顔。
貴「有川浩…!!」
有「おう、覚えてくれてたか。そりゃあ嬉しい」
相手は口角をキュッと上げ、此方に近寄ってくる。
有川浩__異能力『空の中』
貴「…今更私をどうする気だい。云っておくが私は死なない」
有「なにも、殺そうと連れてきたわけじゃあないよ」
じゃあなんでだい。
そう聞こうとしたが、有川の声に遮られた。
有「昨日、『虎に変身する異能』を持った子供を其方で拾ったそうじゃないか」
貴「それがどうしたよ」
有「何処にいる」
貴「さあね。私は知らない」
即答した与謝野の発言に、有川は顔をしかめる。
有「早めに吐いておいたほうがいい。酷い目に逢いたくなかったらな」
貴「私はあくまで女医だよ。全てを知っている訳じゃない」
それより…と与謝野が続ける。
貴「アンタの目的には驚愕したねェ。私はてっきりあの復讐(・・)かと思ったよ」
有「…まあな」
貴「しかも『さァ、催しの始まりだ〜』なんて洒落たこと云って」
有「あれは雰囲気作りの為で!!気にすんな!!」
貴「……意味不」
与謝野は真顔で有川を見つめる。
有川は1人であたふたしていた。
貴「で、なんでそんなにその子を欲するよ」
有「虎…否、人虎は闇市で70億の懸賞金がかかっている」
___裏社会情報早っ
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白鳥(プロフ) - 主様の作品どれも、とっても素敵です!続き楽しみに待ってますね!推しがぁぁ最高…(´ρ`*)コホンコホンあの…もし良かったら、私も小説を書いてるので見に来て下さい! (2020年9月4日 7時) (レス) id: 356759ad05 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - 茹でトマトさん» ひぎゃあああああ!!私は君のテンションのほうが最高だと思うぜ!!(ゴメンナサイ) 山積みになった課題を半分に消化してから更新したいと思います。この作品、ほかの作品より真面目に作りたいのでもう少し時間を取らせてください(泣) (2020年3月19日 15時) (レス) id: 5212cd622c (このIDを非表示/違反報告)
茹でトマト(プロフ) - ひぎゃああああ面白い!!ストーリー性最高ッッ!!語彙力半端ねぇ…!!更新待ってますうひゃw (2018年7月1日 1時) (レス) id: 8ccd326c83 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - わんわんわわーんわんわんわわーん 応援コメント嬉しすぎて泣きそうてか心の中泣いてるかふぇもかちゃーん♪(調子乗りましたごめんなさい)やっと更新しました遅くなってほんと申し訳ありませんん…!駄文ですが是非読んでいただければ幸いです…!! (2018年6月12日 21時) (レス) id: fa6f70f370 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - 霊華さん» コメントありがとうございます!そ、そそそそそんなこんなの自己満足作品にすぎませんよ…!(笑)見ていただけて本当に嬉しいです!!ありがとうございます!頑張ります! (2018年6月12日 21時) (レス) id: fa6f70f370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かふぇもか | 作者ホームページ:
作成日時:2017年11月27日 20時