その9 ページ9
電話が切れた後、しばらくしてAちゃんと話した。
伊「…Aちゃん。志摩と昔、接点あったんだよね?どうして知ってたの?」
『……お付き合いしてました』
伊「えぇえ!!?」
『短い間ですけど…その後すぐでしたから。兄の事故』
伊「えぇ…志摩とAちゃんが…」
『兄は、志摩さんをすごく尊敬してました。よく家に呼んで、話してました。』
伊「…Aちゃん、お兄さんは自_殺だと思うって言ってたよね?なんで?」
『…兄が亡くなる少し前から様子がおかしかったんです。なにか怯えてるような…志摩さんに聞いても返事がなくて、兄も話してくれない。
あの日、私屋上に行ったんです。』
伊「屋上に?行ったの?」
『はい。…すぐに帰りましたけど。
その時、お兄ちゃん、お酒を飲んでた。普段飲まないのに、沢山…。志摩さんの好きなお酒を…
それで…勝手に、、仕事で志摩さんに酷いことされてるって思って…ずっと、』
伊「話はしなかったの?」
『その後すぐ志摩さんは他に飛ばされたし、私も刑事になるのに必死でしたから』
伊「…」
『…最低ですよね。好きな人も信じなくて、勝手に恨んで。。
…志摩さんは、、今もずっと、私の事信じてくれてたのに』
伊「あ…」
志摩が唯一信じてる人…Aちゃん。
考えれば簡単だった。
Aちゃんはボーッと遠くを見ていた。
すると、何かに気がついた。
『…あれって、、』
伊「どうしたの?」
『伊吹さん!あれ!』
指さす方を見てみると、向かいのマンションの一部屋に垂れ幕。
すぐに志摩に電話した。
伊「志摩、すぐにビルに来い!香坂のビル!来ないと一生後悔するぞ」
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ミヤ(プロフ) - 質問していいですか? (2020年12月19日 22時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
雨 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 ドラマ『MIU 404』終わってしまいましたね。。。 (2020年9月5日 2時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
雨 - こんばんは(*^^*) 更新ありがとうございます。 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2020年8月31日 21時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
雨 - 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読んでいて気が付いたのですが...。 【残り話数を使って小話し】無防備のここの部分 相当疲れているのが、起きる気配がない。 心地いいのか、口角が僅かに上がった。 これ正しくは相当疲れているのか、ではないんでしょうか? (2020年8月30日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
雨 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜遅くにいきなりすみません...。 読んでいて気が付いたのですが...。 ご報告のここの部分 とにかく来週か楽しみです。 これ正しくはとにかく来週がではないんでしょうか? (2020年8月30日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まとい | 作成日時:2020年8月1日 5時