一羽の飛べない雛烏2 (ページ7)

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烏野のマッチポイント。
あ、和久南の一番今、日向の指先を見た。

__ブロックアウト。日向も気づいてる。だけど間に合わない。

後方へと飛んでいくボールを、力の渾身のレシーブでつなぐ。日向がスパイクを決め、ラスト一点が入った。

試合終了の笛が鳴り響く。

セットカウント2-1。勝者、烏野高校。

拍手と歓声の中でみんながこちらに戻ってくる。

「「しゃあああ！！」」
『ゔおぉっ…ちからあっ…かっこよかったぞぉぉぉ…！！』
「ちょっ鈴鳴、お前そんなキャラじゃないだろ…！ひっつくな！！」

最後までぎゃいぎゃいとしてにぎやかだったが、その後大地さんと合流。体に問題はなかったようだ。
次の試合から復帰する予定らしい。大事に至らなくて本当に良かったと、ほっと息をついた。

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どうも作者です。
57話でも最初の方に書きましたが、自分は鈴鳴くんが活躍または色んな人と絡むところが書きたいので、それまでの試合とか会話とかはふっとばしていく予定です。

だから白鳥沢戦がめっちゃ短かったり、鈴鳴にめちゃくちゃフォーカスしてたりしますが、鈴鳴の作品なのでであんま気にしちゃ駄目です。

また、文章多めになってると思います。試合を書くのが苦手なので。鈴鳴の回想も多めです。こんなのありえんだろ、って思う方もいらっしゃると思いますが、温かい目で見守ってやってください。