過去編4 出水side ページ5
.
「……こりゃひどいな…！」
街のあちらこちらが壊されている
その光景は、とても見るに堪えなかった
『出水、慶も今そっちに向かってるから
Aを見つけて一緒に合流しろ！』
「了解、忍田さん！」
どこにいるんだA…！
いくらAでも、未知のネイバーに
囲まれればどうなるか分からない
「……！あれは…！」
前方に人影が見えた
近づいていくと徐々に姿を表す
「…佑弥さん…！！」
「…公平か？…こっちは大丈夫だ。
とりあえず、周りの人は全員
避難場所に避難させといた…。」
元ボーダーという事もあって
佑弥さんは避難場所を熟知していた
「良かったです、佑弥さんも無事……で…」
＿ポタッ…
思わず言葉を止めた
「ははっ…情けねぇよなあ……
Aに…合わす顔がねぇ……」
そう苦笑する佑弥さんの腹からは
溢れんばかりの血が出ている
思わず思考が停止した
「……佑弥さん…血が…」
「…崩れ来たガレキが刺さっちまってよ……このザマだ…」
「……！！すぐに救護を…「公平。」
佑弥さんが俺の言葉をさえぎった
「Aはな…一見気が強そうに見えるけど
実際はそこまで強くない…
だから、誰かが守ってやらなきゃダメなんだ……」
「……何、言ってるんですか…？
早くしないと……！すぐ治療をすればきっと…」
「…いや…もう…助からないのは……自分、でも……わかるよ……だから…」
ガシッ
「……！！」
佑弥さんが俺の両肩を掴む
佑弥さんの手にはほとんど力は残ってなかった
「…お前しか……Aを守れない……んだ…。
Aを…頼む……守ってくれ……！」
その言葉を最後に佑弥さんは電池が切れたように
俺にもたれかかった
「……佑弥…さん？」
呼びかけても返事は無い
「………クッソ…
＿＿クッソオオオオオオオ！！！！！！」
鼓動の感じないその体に
ただただ泣き叫ぶしかなかった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
…ハイキュー小説書きたい……←
でも持ち掛けとか無理。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 412人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ワールドトリガー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
君原 叶 - 凄く面白かったです！続き心待ちにしてます！ (2019年10月21日 0時) (
レス) id: a2a658159b (このIDを非表示/違反報告)
MIDU - 続き待ってます！ (2018年2月21日 17時) (レス) id: 1ff7a34bf7 (このIDを非表示/違反報告)
らら - 続き待ってます！ (2017年8月22日 12時) (レス) id: 0633731848 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - この小説大好きです！ 更新楽しみにして待ってます！ (2016年7月14日 0時) (レス) id: 442dd19c2d (このIDを非表示/違反報告)
ふらわぁ@どうでもいいけどマカロン食べたい - 高校入りたて？ですか？私高2なんですけど、入ったばっかりはキツかったです( ° д°)←無理しない程度に頑張って下さいね！長文失礼しました！ (2015年10月17日 15時) (レス) id: 0f3db15462 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひいらぎ | 作成日時：2015年2月26日 19時
