You will be dropped[SHIRAHAN] (ページ24)

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24　再会　2 ページ24

「何で一緒に住んでないの」

『え、聞いちゃう？』

「まぁ聞くよね」

仕方なくかなり端折って友人にも経緯を話した

「…仕事、辞めたんだ」

『まぁ…』

「よかったね、いい人に助けてもらって」

『うん』

「また何かあったら連絡して」

友人はスマホを取り出す

『あ、ごめん…私スマホなくて…』

「………置いてきた？」

『そう』

「うわ…じゃあいいや」

友人は胸ポケットからメモ帳とボールペンを取り出した

「これ、私の電話。いつでもかけてきていいよ」

数字が羅列された紙を受け取ると私を立ち上がらせる

「お代はいいや。私が払っとく。
…あと、同窓会、あるらしいから考えておいて」

友は少しだけ言いづらそうに肩をすくめた

「騒ぎになる前に早く帰りなね」

『ありがとう、また来るね』

お店を出て店内を振り返ると私に手を振る友人がいた

手を振り返し最寄りの駅から女性専用車両に乗って帰る

駅に着くと白濱さんが立っていて声をかけた

『た、ただいま帰りました！』

し「！！おかえり！」

私の頭を撫でながら嬉しそうに顔をほころばせる

し「なんもなかった？声かけられんかった？」

『はい！楽しかったです！』

し「はぁ…よかった…」