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第130話 ページ34

____ピシャーーーン!!!




「キャア!!ビックリした....」



「最近の天気ったらどうしちゃったのかしら...全大陸で自然災害が起きてるって言うし」



「雨だけでも止んでくれたらいいんだけど」


「A様はどこにいらっしゃるかも分からないし、もう数週間は経ったわ」






______その姫は今、




公立図書館からの手紙を読んでいた




”記憶”に関する高等魔法書はない....か
それに、身分証明をしないと本は借りられないのね...残念





あれから私は逃亡生活を続けている

私の知識の範囲では記憶のことに関することは知っておらず、本でも借りて学ぼうと思っていたところだ


....本当はすごく頭のいいイゼキエル公子に聞いてみたいけど、今私は皇宮に追われてる身だから






ジェニット「A様!こっそりお茶とケーキを持ってきました!」



A「わざわざこめんなさい
ありがとうございます」







それと、今はアルフィアス公爵邸で非公式にお世話になっている


と言っても、私がここにいる事実を知っているのはジェニットさんだけだ







A「美味しいですね...」



ジェニット「良かったです!」







ケーキを口に入れるだけで ジェニットさんは目を輝かせてくれる

あまりにずっと見つめられるものだから、アーティとは違う意味で困りそう


あ、そういえば




A「すみません、差し出がましいのですが 便箋を数枚貸していただけませんか?」



ジェニット「!もちろんです!」





何も言わずに出て行ってしまったので、私はアーティに手紙を書くことにした

もし皇宮に機会があって魔法で行くことになった時に、渡せればいいかなって





大好きな妹のアーティへ



身体はもう大丈夫?無理しないでね

起きた時、皇宮が変わっていて大変でしょう
私はパパと色々あって、今は皇宮にいません


少しでもアーティに元気になってほしいので、私の近状を綴ろうと思います



皇宮から出た後、しばらく行く宛てがなくて各地を転々としていました

突然出ていくことになったので、宝石も貨幣も持っておらず、私の魔法で作りだした偽貨幣を使って 日々の食費に当てていました

これは内緒ね 犯罪だけど仕方ない....



だけどやっぱり 宿泊施設に行こうにも、長くそこに留まれば、私の正体がバレかねないので ジェニットさんを頼ることにしました

なんだか一番私を心から慕ってくれているように感じたからです

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設定タグ:ある姫 , クロード , イゼキエル   
作品ジャンル:恋愛
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あさぎ(プロフ) - Kさん» ありがとうございます😭そのお言葉とても励みになります! (3月30日 12時) (レス) id: a0773724c5 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - めちゃくちゃ大好きです!応援しています! (3月25日 9時) (レス) @page39 id: 4be7f19f08 (このIDを非表示/違反報告)
あさぎ(プロフ) - ありがとうございます!泣今は受験やらで忙しいので、落ち着いたらまた更新します!!読んで下さり本当に嬉しいです!!! (1月4日 0時) (レス) id: 838092b84b (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - はちゃめちゃにすきです! (1月4日 0時) (レス) @page18 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
みもり(プロフ) - 本当でした....!不注意にも申し訳ないです💦ご忠告ありがとうございます!!!!!!!! (7月24日 12時) (レス) id: 838092b84b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あさぎ | 作成日時:2023年7月17日 19時

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