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第117話 ページ21

あれから数日経った




あの日、ルーカスが急に世界樹に行くと言った時


最近まで収まっていた激しい頭痛が私を襲った




”世界樹” この単語を聞いた直後の出来事だった気がする

その時はルーカスに何とか助けてもらったけど、どうにも気がかりになってしょうがなかった





A「(....なんだろう、世界樹って私....見たことあるような、ないような...はたまた懐かしいような)」




これ以上考えても全く分かる気がしなかった


いいや、放っておこう





ハンナ「姫様!」


A「!」



びっくりした
考え事のしすぎでボーッとしていたみたい




A「な、何?」


ハンナ「これをご覧ください!」






そう言ったハンナが手に持っていたものはどこかで見た事のある鳥籠に入った青い鳥




A「(あ〜.....やっちゃったなぁ)」




自分の顔から血の気が引いていくのが感じられた

やっぱりあの時、街で会ったイゼキエル公子は私だと気付いたんだ


一国の皇女がそんなところにいたなんて知られたらどうしよう......




ハンナ「どなたからのプレゼントだと知ったらびっくりされますよ!」



A「(イゼキエル公子でしょ....)」



ハンナ「アルフィアス公子様です!」







ハンナが私の方を見て、びっくりしているかな?と、なんとも分かりやすい目線を向けてくる





A「わ、わぁ〜びっくりね」


ハンナ「でしょう!?」






なんだかハンナが公子は私に惚れたんだ〜だのなんだのキャッキャしていたので反応に困る

時間を見たらもうそろそろパパとの約束の時間だったのでそちらの方に向かった




クロード「__アルフィアスの小僧がお前にプレゼントを送ったそうだな」




ブフォ!!!




A「な、なんで?」


クロード「噂になっている」




若干こぼしてしまった紅茶も気にならないくらい冷や汗をかいた


そうだった....あのハンナのことよ
すぐ噂になるに決まってるじゃない

口止めしておくのを忘れた...!




フィリ「ひ、姫様紅茶が、」


アタナシア「お姉ちゃん?」



A「ごめん大丈夫よ」



パパの耳に入ったらやばいと頭の中で終わりのゴングが聞こえた気がした





クロード「やはりアルランタで悪いことばかり身につけてきたようだな

まだまだ青二才のくせに勝手なことばかりしおって」




A「でもほら、親交のためでもあると思うよ...」

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設定タグ:ある姫 , クロード , イゼキエル   
作品ジャンル:恋愛
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あさぎ(プロフ) - Kさん» ありがとうございます😭そのお言葉とても励みになります! (3月30日 12時) (レス) id: a0773724c5 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - めちゃくちゃ大好きです!応援しています! (3月25日 9時) (レス) @page39 id: 4be7f19f08 (このIDを非表示/違反報告)
あさぎ(プロフ) - ありがとうございます!泣今は受験やらで忙しいので、落ち着いたらまた更新します!!読んで下さり本当に嬉しいです!!! (1月4日 0時) (レス) id: 838092b84b (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - はちゃめちゃにすきです! (1月4日 0時) (レス) @page18 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
みもり(プロフ) - 本当でした....!不注意にも申し訳ないです💦ご忠告ありがとうございます!!!!!!!! (7月24日 12時) (レス) id: 838092b84b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あさぎ | 作成日時:2023年7月17日 19時

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