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第115話 ページ19

ジェニット「今までの人生でこれほど幸せな瞬間はなかった気がします」




A「(そんなにリボンを渡せたことが嬉しかったのかな)」







ボートも乗り終わり、今日のお茶会はいつもよりも早く終わることになった






アタナシア「お姉ちゃん!おかえり!」



A「ただいま」




今はアーティとフィリックス3人で部屋までの道のりを歩いている


さっきまで湖の近くにいたから、お日様が温かい





フィリ「お友達が出来たようですね、A様」


A「うん 皆可愛いよ」


アタナシア「.....」



A「....私の一番はアーティだよ」


アタナシア「うん!!!知ってる!!」






最近は他の令嬢の話をするとアーティがすぐ拗ねるので手を焼いている

そのせいか、前より甘えが多くなったように感じた





フィリ「アタナシア様はお姉様のことが大好きなようですね」


アタナシア「今に始まった話じゃないよ」


フィリ「知っています」





キャンキャン!!!






お庭を駆けて私たちに向かってくる二匹の動物

言わずもがな クロとシロである





アタナシア「あー!クロだ!!」


A「よしよーし」





この子達もだいぶ成長して、手のひらに収まってしまいそうなほどだったのが、今となっては大型犬並だ



A「はいっ アーティとクロとの時間はおしまいよ」



アタナシア「なんで!!」




A「それはあなたがよく分かってるでしょ〜
アーティは私みたいに無意識下での魔力調節ができないんだから

クロを取り込んで、また暴走でもしたらどうするの ルーカスにも言われたじゃない」



アタナシア「....分かったよ!!」


A「よし!偉い」





私はクロとシロをフィリックスに頼んで、アーティと二人で自室に再度足を運んだ


部屋に戻ると、もう当たり前かのように居座るルーカスの姿が


少し前までの私なら追い出していたところだろうけれど、もう慣れたことよ





A「何してるのー」


ルーカス「寝てる」


A「寝てる人は返事しませ〜ん」






アーティをソファに座らせ、私は湖で少し濡れてしまったドレスを着替えようと衣装部屋に入った



相も変わらずドレスが多いこと

皇女なら当たり前な量なのは百も承知だけれど、未だにこれだけは慣れそうにない




服には人一倍興味が薄いし、いつもリリーに任せてたからなぁ.....何を着よう




A「(....もう出掛ける用はないから、適当でいいか)」

第116話→←この物語について〜



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設定タグ:ある姫 , クロード , イゼキエル   
作品ジャンル:恋愛
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あさぎ(プロフ) - Kさん» ありがとうございます😭そのお言葉とても励みになります! (3月30日 12時) (レス) id: a0773724c5 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - めちゃくちゃ大好きです!応援しています! (3月25日 9時) (レス) @page39 id: 4be7f19f08 (このIDを非表示/違反報告)
あさぎ(プロフ) - ありがとうございます!泣今は受験やらで忙しいので、落ち着いたらまた更新します!!読んで下さり本当に嬉しいです!!! (1月4日 0時) (レス) id: 838092b84b (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - はちゃめちゃにすきです! (1月4日 0時) (レス) @page18 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
みもり(プロフ) - 本当でした....!不注意にも申し訳ないです💦ご忠告ありがとうございます!!!!!!!! (7月24日 12時) (レス) id: 838092b84b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あさぎ | 作成日時:2023年7月17日 19時

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