第108話 ページ11
ジェニット「だけど、まだ全部見て回ってないじゃない」
イゼ「まだ見るところがあったっけ？」
咄嗟にメニュー表を持って顔を隠す
まさかこんなところでアルフィアスの二人に会うなんて...！
ルーカス「シロの息子じゃん。ムカつくから片付けるか？」
A「もうすぐ帰る雰囲気だし、大丈夫よ」
ジェニット「よく思い出して。一番大事なものをまだ買ってないでしょ？...どうしたの？今日はずっと他のことに気を取られてるみたい」
イゼ「僕が？....誰かと似た人を見たからさ」
ジェニット「A様？」
A「(ﾋﾞｸｯ)」
ジェニット「姫様に関することじゃなきゃ、イゼキエルがそんなに他に気をとられるはずないもの」
A「(街で食べ物を食べてるところ見られてたのかな)」
公子はその質問に答えることなく席を立ち上がった
ようやく帰るみたい
イゼ「もう行こう。久々にお前の外出が許された日だ。見たいものがあったら遅くなる前に行かなきゃ。サテンのリボンを扱っている場所がこの近くにあるそうだ」
ジェニット「ふふ、正解。行きましょう」
一応公爵家の人間のはずだけど、護衛がいないのね
それだけ公子がアルフィアス公爵から信頼されているってことだろうけど
まぁ私も今の状況で人のことは言えないわね
ルーカスがいるし大丈夫
A「バレないか心配だった...」
ルーカス「生ぬるい会話しやがって」
A「あんたの怒りの沸点はどこなのよ」
ルーカスもルーカスで、公子のこととなるとおかしくなるし、ほんと街にまた出た時は見つからないようにしなくちゃ
A「わぁ.....」
あの後店を出た私たちは、鳥を扱っている店に来ていた
色とりどりな鳥かごが飾られていて、すごく綺麗だったから無理やりルーカスを店内に引っ張った
もっと奥の方が見てみたくてルーカスに伝えておこうと思ったけど、ルーカスは鷹にメンチを切っていたから諦めて一人で進んだ
人間にならまだしも、鳥に喧嘩を売るのってどうなのよ
面白いけども
ﾋﾟｯｰ
A「？」
青い鳥が私の方を見て鳴いていた
「青鳥です。ちゃんと躾れば、伝書鳩にもなりますよ」
A「綺麗〜...」
イゼ「まさか.....A様？ひょっとして、僕が知っている方ではありませんか？」
A「(ま.....)」
まずい！非常にまずい！
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あさぎ(プロフ) - Kさん» ありがとうございます😭そのお言葉とても励みになります！ (3月30日 12時) (
レス) id: a0773724c5 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - めちゃくちゃ大好きです！応援しています！ (3月25日 9時) (レス) @page39 id: 4be7f19f08 (このIDを非表示/違反報告)
あさぎ(プロフ) - ありがとうございます！泣今は受験やらで忙しいので、落ち着いたらまた更新します！！読んで下さり本当に嬉しいです！！！ (1月4日 0時) (レス) id: 838092b84b (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - はちゃめちゃにすきです！ (1月4日 0時) (レス) @page18 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
みもり(プロフ) - 本当でした....！不注意にも申し訳ないです💦ご忠告ありがとうございます!!!!!!!! (7月24日 12時) (レス) id: 838092b84b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あさぎ | 作成日時：2023年7月17日 19時
