【歌い手】はじめまして私をよく知る皆さん

９話 ページ10

優「これです」


私の目の前に1つのイラストを見せる



「へぇ……」



なんとも図々しい


他の人も覗き込むようにそれを見ると口々に言う


坂「ゆ、優佳ちゃんうまない！？」


セ「ホンマに…」


ま「あの、なんとなく…ねぇ？」


そ「うん。なんとなくだけど、つづの絵に似てる？」


志「あー、今のつづというかもっと前の」


う「だよな」


そう、見せてきたイラストは今の私の絵柄とそっくりな、


昔、絵師としてイラストを出し始めた時の私の絵


つまり優佳は嘘をついている


あぁイライラする


「正々堂々と自分で描いたのにしてくれない？



自作発言とか、ホントありえないですけどー」


もはや悪役



正当な事をいやみったらしく言う悪役


優「なっ！？これは私が！！」



「つづが昔描いてたやつでしょ？君な訳ないよ」



余裕たっぷりの笑みで


優「そんな…信じてくれないなんて」



私と優佳の言葉にただ目を白黒させる周り



その後、ありえない爆弾が優佳から放たれた







マジﾀﾋねと思ったよ









優「私が、つづなのに……」








頭の中で何かが切れる音がした

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