【ツイステ × 文スト】魔人の双子の妹は異世界へ飛ばされたようです《3》

111話 ページ15

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「うちの寮で流行ってただなんて……知らなかったですぞ……」

「貴方は普段引き篭ってますからね。外の流通に疎いのも致し方ないでしょう」

「ぅ、ううっ………」



こんなの公開処刑だ…。

例えるならば、
厨二病真っ盛りの頃の日記を校内放送でお母さんに心を込めて朗読されるような。そんな気分だ。


あ、でも全年齢対象であるだけありがたいな。えちちな方だったら今度こそ社会的にも物理的にも私は死を迎えていた。



「中身読んだんだけどさぁ」

「う………ハイ……」

「オレとのも描けるよねぇ？」

「ゑ」



こわぁい！！！！
有無を言わさないその捕獲者の目！！！
断った瞬間にヘッドロックかましてきそう！！！



「描けるよね？？ 」

「ひぃぇ……」

「タンマですぞ。彼女にも地雷というのがありますして…」

「あ、それはこの学校の人達ならまぁ平気ですから大丈夫なんですけど………」



ジライとかはわかんねぇけどさぁ、と長い脚が私の横へ振り下ろされた。

わぁ！私の座ってたソファくんに穴が空いたよ！！



「描くのか描かねぇのかさっさとしろよ」

「喜んで描かせて頂きます」



無理。これで断るとか無理無理無理。
不憫なソファと同じ命運を辿ることになる。
彼は尊い犠牲だった。

私は綺麗に土下座した。
その図は正に某刃のパワハラ会議で某無惨様に平伏す下弦の鬼。



「では僕もお願いしても宜しいですか？」

「ヱ、ジェイドパイセン？」

「少々興味が」



少々所の顔じゃないっすよパイセン。
獲物見つけて楽しんでる顔っすよ。



「じ、じゃあ拙者のも…」

「僕もお願いします。ああ、対価はしっかり払いますので」

「ぴえん」



やったねたえちゃん！明日から腱鞘炎とのバトルの毎日だよ！！オラわくわくすっぞ！


そんな中、ゴンゴンと玄関のドアを叩く音がした。



「あれっ、誰だろ」

「誰か呼んでたのぉ？」

「いえ、呼びませんよ。本当なら昼寝してたは


「監督生さーん！いらっしゃいますかー？フェーヂャが貴女をお茶会に誘いたいようなんですー！！」


宗教上の理由が今出来たので私は失礼します｣

「はァ？」

「離してください！！！私は！！推しカプのお茶会に！！参加したいんで


「監督生さん、ぼくです。いらっしゃいましたら出て来てくれませんか？」


うわあああ離せぇぇ」



その後私は暴れ狂り、多少犠牲を払ったが玄関まで行き着けた。お二人に猛獣でも飼っているのかと心配されてしまった。やだ尊い。

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