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Christmas story.Part3 ページ41

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◇真田俊平 × プレゼントは



12月25日、今日はクリスマス。明け方目が覚めると、目の前に俊平の寝顔があった。


「え、あれ、なんで」と目をぱちくりさせ、もしかして夢だろうかと手を伸ばして頬に触れてみるとパチッと俊平の目が開く。


「おはよ、そんでメリークリスマス」


「お、おはよ…なんで居るの?」


「Aにプレゼント持ってきた」


ニッと笑う彼に「え?」と戸惑っていると両手を拡げて私を腕の中へと引き寄せる。


「練習忙しくて、全然会えねーから。俺がプレゼント…っつーのはどうですかね」


「それで合宿脱け出して来てくれたの?」


「ま、それは建前で本当は俺がAに会いたかっただけだけど」


そう優しく笑った俊平が顔を寄せる。それに応えて私も顔を寄せて、唇が重なった。


温かい。クリスマスだからと言って、甲子園を目指す彼は毎日が練習漬けで忙しく、今日は会えないことを覚悟していた。


それなのにこうして会いに来てくれたことが嬉しくて、嬉しくて。


「激アツ」


「はは、それ俺の台詞」



◇倉持洋一 × 風邪


「お粥出来たけど、食べられる?」


「おう、さんきゅ」


キッチンからお粥を運んできて、声を掛けるとマスクを顎まで下ろしながらゆっくりと体を起こす洋一。


今日はクリスマスで、二人で甘い1日を…という予定が洋一が体調を崩して寝クリスマスとなった。


「折角のクリスマスなのに悪りい」


いつもと違ってセットされずに垂れた前髪。赤くなった頬に、少し柔らかな目付き。


クリスマスらしさは無いけれど、普段と違う洋一を見れるのはなんだか嬉しい。


「ご馳走さま。気を付けて帰れよ」


「Aもう大丈夫だよと言われるまで離れられません」


「Aもう大丈夫だよ」


「大丈夫でも帰らないけど」


「おい!」


少し大きな声を出した反動か、ゴホゴホと咳き込む洋一の背中を擦る。


「看病しに来たのも勿論だけど、一緒に居たいの」


洋一の顔を覗き込みながらそう言うと、洋一はずるずると布団の中に潜る。


「やっぱ帰れ」


「なんで!」


「……キス、したくなっちまうだろ」


「したらいーじゃん」


「風邪うつったらどーすんだよ」


頑固な洋一に自ら唇を重ねてやると大きく目を見張った洋一。


「うつしたらいいじゃん」


「…知らねーからな」


それがスイッチとなったのか洋一の方から噛みつくようにキスをされた。今度は私が寝正月を過ごすことになったのはまた違うお話。

成宮鳴 × 特別な日→←Christmas story.Part2



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美憂春(プロフ) - いえ!これからも楽しみにしてますね!ヽ(*´∀`)ノ (2017年1月22日 23時) (レス) id: 03ce076a00 (このIDを非表示/違反報告)
げび(プロフ) - 美憂春さん» コメントありがとうございます!最後まで読んでいただき、更には全部好きとまで言っていただき本当に嬉しいです。美憂春さんのコメントにいつも支えられてました。本当にありがとうございました!また別の作品も宜しくお願いします。 (2017年1月22日 23時) (レス) id: f7438c8014 (このIDを非表示/違反報告)
美憂春(プロフ) - 御幸、狙い打ちだー!!ヽ(*´∀`)ノ 私、全部好きです!!(o´艸`) (2017年1月22日 21時) (レス) id: 03ce076a00 (このIDを非表示/違反報告)
げび(プロフ) - 美憂春さん» またまたコメントありがとうございます!亮さんはどんな話にも対応できるのでいつも助かってます(笑)私も自分で書きながらニヤニヤしちゃいました (2017年1月17日 9時) (レス) id: f7438c8014 (このIDを非表示/違反報告)
美憂春(プロフ) - 亮さん、おっとなー!!キャ───(*ノдノ)───ァ笑 にやにやしちゃいました!笑 (2017年1月16日 23時) (レス) id: 03ce076a00 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:げび | 作成日時:2016年10月4日 0時

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