Christmas story.Part1 ページ39
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◇御幸一也 × 特別な日
「あ、そろそろ時間だよ。いってらっしゃい」
「……行きたくねぇ」
「こらこら、お仕事でしょうが」
今日はクリスマス。と言っても大人気野球選手の彼、御幸一也は今日はファンイベントの野球教室とクリスマストークショーに参加する予定だ。
もうそろそろ家を出ないといけない時間になって、ソファで横に座る彼に声を掛けたけれど、一向に腰を上げようとしない。
「折角Aと付き合って初めてのイベントなのに…」
彼の言うとおり、付き合いはじめてまだ間もない私たちにとって、今日のクリスマスが初めてのイベント。
そんな些細なことを楽しみにしていてくれた一也に嬉しく思う。
「確かに１日一緒に居れないのは残念だけど夜には帰ってこれるでしょ？それに…」
「それに？」
「クリスマスじゃなくても、私は一也といれるだけで毎日特別だし」
言ってしまってから少し、後悔した。本音だったけれど、恥ずかしいことを言ってしまった。
しかも一也は暫く黙ったままで何も言ってくれないので余計に居たたまれなくなった。
「……A」
「何でしょう」
「Aが可愛すぎて余計に行きたくなくなった」
隣からすっと腕が伸びてきてぎゅうっと抱き着かれる。どうやら逆効果だったらしい。
「A、好き。大好き」
「分かった！！分かったからとにかく今は行かないと！！」
そのまま首筋に顔を埋めてきた一也の頭を必死に押し返して漸く玄関に立った彼は「帰ってきたら覚えとけよ」と言い残して出掛けていった。
◇成宮鳴 × サンタクロース
「メリークリスマス！！」
「…それ、家から着てきたの？」
ピンポンと鳴った扉を開けると、全身サンタクロースの衣装に身を包んだ鳴が居て。思わず本音を呟くと「そーだけど、悪い？」と何故か自慢気に笑った。
「Aがさあ、欲しいもの教えてくれないから！こうしてサンタになって会いに来てやったんじゃん」
ずかずかと部屋に入ってきたかと思えば「はい、どーぞ」とソファに座って腕を拡げている鳴。きょとんとしてると腕を引かれて鳴の上に向かい合わせに座る形になった。
「今日はAだけのサンタだから、何でもしてあげる」
ニッと笑った鳴がすっと顔を耳元に近付けて「何して欲しい？言ってごらん」と甘く囁く。
「……鳴と一緒に居たい」
「お安いご用です」
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美憂春(プロフ) - いえ！これからも楽しみにしてますね！ヽ(*´∀｀)ノ (2017年1月22日 23時) (
レス) id: 03ce076a00 (このIDを非表示/違反報告)
げび(プロフ) - 美憂春さん» コメントありがとうございます！最後まで読んでいただき、更には全部好きとまで言っていただき本当に嬉しいです。美憂春さんのコメントにいつも支えられてました。本当にありがとうございました！また別の作品も宜しくお願いします。 (2017年1月22日 23時) (レス) id: f7438c8014 (このIDを非表示/違反報告)
美憂春(プロフ) - 御幸、狙い打ちだー！！ヽ(*´∀｀)ノ 私、全部好きです！！(o´艸`) (2017年1月22日 21時) (レス) id: 03ce076a00 (このIDを非表示/違反報告)
げび(プロフ) - 美憂春さん» またまたコメントありがとうございます！亮さんはどんな話にも対応できるのでいつも助かってます(笑)私も自分で書きながらニヤニヤしちゃいました (2017年1月17日 9時) (レス) id: f7438c8014 (このIDを非表示/違反報告)
美憂春(プロフ) - 亮さん、おっとなー！！ｷｬ───(*ﾉдﾉ)───ｧ笑 にやにやしちゃいました！笑 (2017年1月16日 23時) (レス) id: 03ce076a00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：げび | 作成日時：2016年10月4日 0時
