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小湊亮介 × 匂いフェチ ページ2

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今日は午後から練習試合が組まれていて、選手達は皆試合用のユニフォームを身に纏っている。


その間に午前中の練習で使った練習着の汚れを落とす、という重大任務を請け負った私はランドリールームに居た。


順番に頑固な汚れを落として、洗濯機に突っ込んで……と何度と無く繰り返して漸く最後の一枚になる。


「これで最後……っとその前に」


キョロキョロと辺りを見回して誰も居ないことを確認してから手に持った練習着にぽふっと顔を埋める。


すーっと思いっきり息を吸うと、汗の匂いと土の匂いが入り交じっているけれど、大好きな亮さんの匂いが鼻腔の奥まで拡がる。


「はぁ……幸せ。」


「変態」


思う存分匂いを嗅いで亮さんに包まれてる気持ちになっていたら、思わぬ声が聞こえて慌てて顔を上げるとまさかのご本人様が居て、脳天に鉄槌が下りる。


「いっだいです、亮さん…」


「Aが変なことしてるからでしょ」


「彼女なんだから良いじゃないですか!」


「彼女だからって許されないこともあると思うけど?」


「私だって本当は亮さん本人から嗅ぎたいですよ!!」


言ってしまった後、ハッと口を覆う。「あ、あの、今のはその……」と誤魔化そうとするも上手く言葉が出てこない。


野球一筋の亮さんとは彼氏彼女と言っても一緒に居れる時間はほとんど無くて、淋しく無いと言えば嘘になる。でも、それを言って彼の負担にだけはなりたくなかった。


「……仕方ないね、ほら」


「え?」


どうしようと焦る私を他所に、亮さんは両手を拡げている。


「りょ…亮さんがデレた!!!」


「そんなこと言っていいの?」


「わー!待って待って!!」


すっと腕を下げようとする亮さんに勢い任せにぎゅっと抱きつくと、その瞬間ふわっと香る亮さんの匂いが鼻腔をくすぐる。


「亮さん……最高です。」


スーハーと大きく深呼吸をしながら暫くその状態を堪能した後そう呟けばふっ、と小さく鼻で笑う音が聞こえた後「やっぱり変態じゃん」と言われる。


「そんなこと言って亮さんも嬉しいくせにー!心臓がドキドキいってます。」


「……気のせいじゃない?」


「ふふ、そういうことにしといてあげてもいーですよ」


「生意気」


「ぐふふ」


「気持ち悪い」


「亮さん大好きです」


「……知ってる」

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美憂春(プロフ) - いえ!これからも楽しみにしてますね!ヽ(*´∀`)ノ (2017年1月22日 23時) (レス) id: 03ce076a00 (このIDを非表示/違反報告)
げび(プロフ) - 美憂春さん» コメントありがとうございます!最後まで読んでいただき、更には全部好きとまで言っていただき本当に嬉しいです。美憂春さんのコメントにいつも支えられてました。本当にありがとうございました!また別の作品も宜しくお願いします。 (2017年1月22日 23時) (レス) id: f7438c8014 (このIDを非表示/違反報告)
美憂春(プロフ) - 御幸、狙い打ちだー!!ヽ(*´∀`)ノ 私、全部好きです!!(o´艸`) (2017年1月22日 21時) (レス) id: 03ce076a00 (このIDを非表示/違反報告)
げび(プロフ) - 美憂春さん» またまたコメントありがとうございます!亮さんはどんな話にも対応できるのでいつも助かってます(笑)私も自分で書きながらニヤニヤしちゃいました (2017年1月17日 9時) (レス) id: f7438c8014 (このIDを非表示/違反報告)
美憂春(プロフ) - 亮さん、おっとなー!!キャ───(*ノдノ)───ァ笑 にやにやしちゃいました!笑 (2017年1月16日 23時) (レス) id: 03ce076a00 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:げび | 作成日時:2016年10月4日 0時

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