推し変したら好かれた【2434】【akn】

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あ、今日は来る日なんだね。


『おはよう不破くん。入ってい〜よ〜』

不破「おはようA…」

『わ、隈が薄ーくついちゃってる。今日も寝られなかったの？』

不破「寝かせてくれんかったんよな〜…」


裏口からスタッフルームに入ってきた不破くんは完全に徹夜後の顔をしている。


類「私らはもう出てくからいつも通り寝てろ」

叉奈「うんうん、その方がいいね！」

『あとで朝ごはんのこと厨房に言っとくからね〜』

不破「いやマジでありがとうございます」

『いえいえ！お仕事お疲れ様』


不破くんはこうして朝に現れたり現れなかったりする不思議な男の人。

このメイドカフェの近くにあるお店でホストのお仕事をしてるんだって。
まあ綺麗な顔してるから納得なんだよね。

お仕事の関係でお客様に夜もついて、眠れなかったりした日はここにきて仮眠を取る。
これが出来るのはオーナーの恩人だかららしい。


『不破くん来てま〜す』

壱冬「ん。じゃあ運んどく」

『うん、いっとーくんお願いね』

壱秋「兎藍さんは仕事頑張って下さいね」

『はい！』


厨房の壱冬くんに不破さんが居ることを伝える。
壱秋さんは壱冬くんの双子のお兄ちゃん。


あー、まゆゆは今ごろ何してるんだろ。
そもそも起きてるのかな？

まぁもう十時になるんだけどね。


よし！私もお仕事に集中しないと。

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