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─部屋─
貴:……ふわぁ〜…。白夜、おはよー。
白:おはよう、A。
昨日から昔の戦友であった坂田銀時の家で過ごすことになった。
なでなで…
貴:白夜、今日から私達…銀時の家でお世話になるわけだから、食費とかぐらいは私達でやろう…っと言っても、白夜は料理できないね。(クスッ
白:主はしたことあるんですか?
貴:ま、まあね…。小さい頃とかに?
白:一応経験済みなんですね。
貴:…銀時達起こしに行こっか。
白:なら、僕も手伝います。
貴:ありがと。
・
・
・
貴:銀時起きて、朝だよ?
銀:…zZZ…zZ…
はぁ…仕方ない…。
貴:銀時の大福食べちゃおっかな…?
ガバッ!
銀:それだけはー!!
貴:…なら、早く起きなさい。
銀:へいへい…。
貴:じゃ、私は神楽起こしに行ってくる。
本当は、白夜が起こしに行ってるけどね…?
─ギュッ
銀時が後ろから私を抱き締めたのだ。
貴:どうしたの?銀時…。
銀:なぁ、今まで何で隠してたんだよ。
貴:……。
銀:俺が気味悪がると思ったからか?
貴:まぁ、それもあるわ…。
銀:でもよ、何で…!
貴:分からないでしょ?銀時には…この闇の塊みたいになってる気持ちが。
銀:なんだよ…それ。
貴:過去の話を掘れば掘るほど私にとっては醜く汚い、そんな嫌な過去しか無いってことよ。
銀:なら、あの頃の四人で居た過去も嫌だったのか!?
貴:…あの頃は楽しかった…あれは大切な思い出。先生と過ごした日々も…。
唇を少し噛み、その赤い瞳には涙を浮かべていた……
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作者名:aki | 作成日時:2018年1月21日 10時