検索窓
今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:52,784 hit

24話 ページ26

テララの言葉に二人の空間は温度が下がっていくのを感じた。

言った本人、テララはなんとも思わず唯俺から出される答えを待つだけ





はぁ… と小さく息を下に吐き出すと呆れ顔でテララを見て言った。






『…言ったはずだよ。テララ。

俺は主人(イヴ)はもう作らないって』



「本当に、そうなのかな? (ニコッ」


テララが笑みを張り付けながら俺にまた確認するように言う





『嗚呼…。テララ、何が言いたい訳…?』





テララは人間から黒い龍へ姿を変え
紫の瞳を光らせた




「……あの人間にあってから…





.





……自分の罪を忘れていってないかなって…思っただけさ」







赤黒い血の滴が ポチャン── と静止の中に水の中へと吸い込まれるように堕ちていった…




『…確かに…あの人間…織田作と出逢ってから少し変わったのかもしれない…けど……





.




自分の罪を忘れてしまったことなんて

1度もない…あんまり、変なこと口から吐くんじゃねーよ』






獣を見る目には其れなりに仕留められるくらいの目を……

刃を交わせたいのなら其れの倍に返し…



.


"お前" と "俺" は


二人で一人…─────

一心同体と言われても仕方のないこと。



.







僕ら二人は仲の良くないときだってある。



力の担当 の テララ を殺ってしまえば、自分も一緒に消えていく…

それは、吸血気になってから知っている。



こんな化け物を作れるのは世界で唯一人……


.



───先生(あの人)以外にあり得ないのだから

25話→←23話



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (61 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
120人がお気に入り
設定タグ:文スト , SERVAMP , 中原中也   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒猫 | 作成日時:2018年7月29日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。