柳生篇 ページ30
土方「どうだった?姉貴の方は…」
『ダメでした……私が説得しても「私へのストーカーがなくなるし近藤さんにも愛妻が出来るし一石二鳥ね」って、むしろルンルン気分で…』
土方「クソ、どうすんだ……見合いは明日だぞ」
私たち真選組は、ピンチに陥っていた。
そう、近藤さんに縁談の話が来ているのだ。
ただの女の子なら私たちも悩む必要はないのだが、相手はゴリラである。
比喩とかではなくマジのゴリラだ。
近藤さんがこのままゴリラと結婚するなんて、私たちとしては絶対に避けたい。
そこで姉上になんとかしてもらわねばならないのだが、近藤さんの縁談が決まったと報告してからというもの、逆に機嫌がいい。
土方「しゃーねぇ。俺が直接行って説得してくる」
『いいんですか?』
土方「妹のお前でダメなら、副長の俺が頭下げに行くしかねェだろ」
『すみません…』
土方さんに頭を下げてから、私は残っていた始末書を片し、家に帰った。
途中で沖田さんに捕まって、報告書の始末を手伝わされた所為か、少し帰宅が遅れてしまったけれど。
『ただいまー』
新八「おかえりなさい。姉上は、少し帰るのが遅くなるらしいです」
『そっか。じゃあ先にご飯食べちゃおっか』
新八「はい」
帰宅すると、新ちゃんが夕飯の準備をしてくれていた。
姉上は職業柄、帰宅が深夜になるのも珍しくない。
なので申し訳ないが先に夕飯を2人で食べ、姉上の分のおかずにラップをして、冷蔵庫に入れておいた。
『新ちゃん明日、仕事でしょ?私、午後から休み取れたからお昼ご飯持って行こうか』
新八「いいんですか!?ありがとうございます!」
『ふふ、いいのよ。ほら、そろそろ寝ないと。明日、早起きしなきゃなんでしょ?』
新八「でも、姉上がまだ…」
『私が起きてるから大丈夫。新ちゃんは早く寝て、体力温存しとかないと』
新八「そうですね……ありがとうございます。おやすみなさい」
『おやすみ』
しかし、姉上はいつもの時間になっても帰って来なかった。
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みかん(プロフ) - あいうえおさん» コメントありがとうございます!!更新をお楽しみに…!! (2022年5月16日 22時) (レス) id: 3fe29dec2a (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 一寸先はダークさん» コメントありがとうございます!私も夢主ちゃんを応援しながら書いてます笑 更新頑張りますね! (2022年5月16日 22時) (レス) id: 3fe29dec2a (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 常夏さん» お待たせしてしまって申し訳ない…!!更新頑張ります!!コメントありがとうございます! (2022年5月16日 22時) (レス) id: 3fe29dec2a (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 常夏さん» ありがとうございます!楽しみにしててください! (2022年5月16日 22時) (レス) id: 3fe29dec2a (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - みぃさん» ありがとうございます!頑張りますね! (2022年5月16日 22時) (レス) id: 3fe29dec2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みかん | 作成日時:2019年5月1日 13時