第31話 笑顔 ページ33
ジョットSIDE
貴) 「！？ジョット！」
俺の名が呼ばれそちらに顔を向けると、目にうっすらと涙を浮かべながら走ってくるAの姿が見えた
俺はAの姿をみると自然と頬が緩み笑顔になった
ああ、そうだ・・・・
俺は守りたいんだ
町で声をあげながら商品を売る店主の笑顔
仕事が終わり、家族の下に帰るの父親の笑顔
たくさんの友達と遊び楽しんでいる子供の笑顔
そんな夫や子供たちが帰って来るのを出迎える母親の笑顔
俺の大切な仲間の笑顔
Aの笑顔
どれも、俺が大好きな笑顔だ
皆の心から笑った笑顔を守りたいから、大好きだから、俺は闘うんだ
貴) 「ジョット！大丈夫でした？いったい何 故こんなことに？」
ジ) 「敵のファミリーが攻めて来たんだ。す まない。Aまで巻き込んでしまっ て・・・・」
グローブを外して手を伸ばし、Aの目に溜まった涙を親指の腹で拭うとAは首を振った
貴) 「いいんです。それより、あなたの怪我 の手当てしないと・・・」
そう言って俺の左腕に触れた
肩の少し下が切られて血が留めなく溢れ出てくる
Aは左手で俺の腕を支え、右手で腕に添えるようにすると、光が溢れ出した
俺が目を見開いて驚いていると光は消えた
それと同時にAが俺の腕から手を離すと
俺は更に目を見開いた
俺の傷口は止血されていた
薄く張られた氷によって
貴) 「少し冷たいかもしれませんけ ど・・・」
Aは悲しそうな表情をしながら苦笑いをした
俺が安心させるように“ありがとう”と言うとAは驚いて顔を上げた
貴) 「今まで・・この力を見た人でありがと うなんて言われたことなかった・・・」
貴) 「やっぱりジョットは変わってるね。」
俺はどういうことが分からず首を傾げると“何でもない”といった
その笑顔はとても綺麗なのに
どこか淋しげで
辛そうで
苦しそうで
悲しそうな
そんな笑顔だった
続く
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ミユツナ - ココさん» 返信遅れてすみません！ありがとうございます！がんばらせていただきます！(^_-)-☆ (2016年3月4日 12時) (
レス) id: 2caa172f35 (このIDを非表示/違反報告)
ココ - 一気に見ました！！とてもおもしろっかたです。これからも頑張ってください。！！！(最初のコメント、変な状態で送ってしまってすいませんでした)遅れてすいません。明けましておめでとうございます。これからも更新頑張ってください！！！！！！ (2016年1月30日 0時) (レス) id: d222e22b3c (このIDを非表示/違反報告)
ココ - 一気に見ました。 (2016年1月30日 0時) (レス) id: d222e22b3c (このIDを非表示/違反報告)
ミユツナ - 刹那さん» ありがとうございます(≧▽≦) そうですね、そろそろ更新再開しようと思うんですけど、きりがいいので年始に入ってから更新させて頂こうかと思っています！ですのでもう少しだけお待ち下さい！応援よろしくお願いしますm(_ _)m (2015年12月28日 9時) (レス) id: 2caa172f35 (このIDを非表示/違反報告)
刹那 - いい話ですね(^ ^) 続きが気になります。 無理せず頑張って書いてくれませんか？ (2015年12月22日 19時) (レス) id: cbc0540928 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミユツナ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/akimiyu17/
作成日時：2014年10月4日 21時
