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4話 ページ4

降谷side




来栖さんが帰ってきた。




2年前、突然居なくなった上司。




あの人はいつも俺の上にいて、




優しく笑ってくれた。




目の前に現れた時、幻覚なんじゃないかと、




すぐに反応出来なかった。




「良かった。」




あの人に2年ぶりに会った時、出た言葉。




本心だった。




あの後何故かアメリカ帰りなのに東京ばな奈を渡され、仮眠室に連れて行かれた。




2年ぶりに会って高ぶった気持ちで寝れるはずが無く、寝たふりをしていると、




「ったく、寝つきが悪い子だな。」




そう言って頭を撫でた。




嬉しかった。でも、




子供扱いされたことに少し腹が立った。




「子供扱いしないで下さい。」




そう言うと、困った様に笑った。




今なら聞けるかもしれない。




そう思い、何の仕事をしているのか聞いた。




来栖さんは、俺たちに何の仕事をしているのか話してくれない。




今回こそは、と思ったが、




やはり教えてくれなかった。




いつのまにか寝ていて、目を覚まし慌てて部屋に戻ったが、




来栖さんの姿はなく、




代わりに片付いた書類がそこにあった。




今度はいつ来てくれるのだろうか。




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作者名:Autumn | 作成日時:2019年6月23日 16時

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