智side57 ページ10
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和室からニノの声が聞こえてとりあえず急いで袋を持って行くと…
翔くんの苦しそうな姿…
かなりテンパったけど、でも今しっかりおいらたちに頼れるように平気な風に装ってた。
ーーピピピッ
体温計の温度を見ると…
熱は39度を超えていた…
やばい…病院行った方がいいな。
でも今行っても翔くんの身体が辛いだけだよね…
二「病院は…明日の朝イチで行きましょう。」
智「う、ん…そうだね。」
ニノが冷静でいてくれて良かった…
いつ間にか寝てしまっていた翔くんはニノに任せておいらは相葉ちゃんと松潤にも状況を説明しにリビングに行った…
ーーガチャ
雅「あ、リーダー…どう、だった？」
智「あのね、翔くんが戻しちゃって…」
潤「そうなんだ…熱は？どんくらい？」
智「39度超えてた…病院はニノと明日朝イチ行こうって話してたんだけど…」
雅「俺は仕事午後からだし行けるよ…」
潤「俺も明日はゆっくりだけど…明日、翔くんゼロだよね？」
智「…うん」
雅「翔ちゃんには、休むっていう選択肢はないからね…」
そう…翔くんはいくら前日ライブだったり、直前までライブだっても遅刻も休んだりも絶対しなかった…
体調不良でもなんとか誤魔化してやって来ていた…
そんな彼だから心配なんだよ…
人に頼るってことをしないから…
翔くんの周りにはとてもいい人で溢れてる。
そのことに一番気づいてないのは翔くん本人だ。
大丈夫なんだから…もう我慢なんてしなくていいんだよ？
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作者名：aki | 作成日時：2014年7月30日 22時
