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〜♪。.:*・゜♪。.:*・゜♪
携帯の画面を見た亜嵐があ、と呟く。
鳴ったのは、携帯の着信音
亜嵐が、電話だすいませんと外へ。
タイミングがいいんだか、悪いんだか。
「辛いですよね。」
俯いたままの私にマスターのそんな声。
思わず顔を上げると優しく微笑んでいるマスター。
「そんな泣きそうな顔しないで下さい。」
「私、そんなにわかりやすいですか?」
亜嵐のことが好きってこと、マスターにはバレちゃったみたい。
自分のその声が震えていることに気づく。
はい。と頷いたマスター。
そっか、亜嵐が鈍感なのか。
私の気持ちにこれっぽっちも気づいていない。
「ごめんA!
アイツが体調悪いって言うから…」
慌てて戻ってきた亜嵐。
「わかった。」
アイツっていうのは彼女だろう。
「ごめん、
今度埋め合わせするから。」
「うん、早く行ってあげて。」
私の震えてる声には気づかないで。
そのままドアに掛けている鈴の音が聞こえて
亜嵐が出て行ったことを知らせた。
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作者名:ちゃんこなべ。 | 作成日時:2019年2月27日 9時