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「ストレス溜めすぎて変な事しでかしそうだから。」


そう言うとニコッと笑ってみせる。



「大丈夫、

外の女引っ掛けんじゃなくて彼女んとこ行くし。」

ワイングラスを格好つけて回した亜嵐が言う。


「そっか〜。ラッブラブの彼女さんが

いらっしゃるんでしたっけ?」


ほら、胸が痛い。



「そうです〜。

俺にしては珍しく長く続いてんだから。


帰ったら好きな人がいるっていいよね。」


本気だし。そう付け加えて幸せそうに笑う亜嵐。

たしか半同棲してるんだっけ。



「彼女さんに怒られないの?私と呑んでて。」



「大丈夫じゃない?

今日は隼とサシって言ってるし。」



多分これが元の彼女さんたちと続かない理由。


きっと、嘘がバレて破局。


今回の彼女さんは鈍感ちゃんで気づいていないか

知らないふりをしているだけか、だろう。


私の香水の匂い、亜嵐に移ってると思うんだけど。





1年前、綺麗な女の人に話しかけられたと思ったら

亜嵐に近づかないで。だったり。


亜嵐彼女いるんだ。



私のその言葉をキャッチした女の人は

さいってー。そう呟いて

即座に亜嵐に電話をかけて別れを告げていた。



その電話で納得しちゃう亜嵐も

その時は軽い気持ちで付き合ったからなんだと思うけど。




タクシーで家の前まで送ってくよ。


そう言う亜嵐を断って1人でタクシーに乗る。


「早く彼女さんのとこ行きなよ。

寂しがってるかもよ?」



亜嵐はその言葉に頬を緩ませた。



「さんきゅ。送って行けなくてごめん。

落ち着いたらまた連絡する。」



「うん。じゃ、また。」



寂しいのは私、だったりして。




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設定タグ:GENERATIONS , 白濱亜嵐 , 片寄涼太   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ちゃんこなべ。 | 作成日時:2019年2月27日 9時

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