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「いててててて!!!捻った!動けない!捻って動けない!ミツ!肩貸して!」
本当に痛そうな玉森。
足首を押さえてる。
大丈夫か!?
ボーッとしてるところあるからな、たまちゃん。
だからほっとけない。
近くにいる二階堂!手貸してやれよ!
なんだよ、その冷めた瞳!
「今行く!玉森、大丈夫か!?」
藤ヶ谷の腕からシュッと抜け出し、玉森のところまで走る
「二階堂!お前なんで手を貸してやらねーんだよ!」
「・・・なんでって言われても、だってけびょ・・・ぐわっ」
二階堂が何故か、すねを押さえ出す。
そしてしゃがみこむ。なに、何があったの?
「ミツ・・・痛い」
両手を広げてくる玉森の瞳はうるうるしている
・・・可愛い。玉森の欠点は自分が可愛いと知ってるところだな。
なのにあざとくない。これは女子もほっとかないわ。共学行けば良かったのに。
「ほら」
起こしてあげようとするけど
玉森の方が力が強く起き上がらせてあげれず
「・・・をおっ!」
そのまま玉森の上に倒れ込んでしまった。
玉森を下敷きにしてしまい、焦って身体から離れようとするけど、玉森の腕が俺を何故かホールドして離れられない。
「玉森!足!俺踏んでんだけど!痛いよな、ごめん!どくから、腕離せるか?」
痛すぎて何かを掴みたいんだろう、本当に申し訳ない
「ミツがきたら足治った」
「・・・は?」
「ミツは最強の看護婦さんだね♡」
「・・・・・・は?」
何耳元で言ってんの。
抱き込まれてるし。
え、暑いんだけど!ふつーに!
どういうこと!?
「たま!おまっ・・・離れろ!おい!」
藤ヶ谷がいつの間にか来て玉森の手を掴み、俺の身体から離す。
なんとか玉森の腕の中から脱出できた…俺。
何バクバクしてんの、俺。
「何すんだよ!ガヤ!せっかくいいとこだったのに!」
藤ヶ谷が玉森の腕を引っ張り立たせると、両足をきちんと地面につけ立ち上がる玉森。
え?
捻ったんじゃねーの?足首
え?
ふつーに歩いて藤ヶ谷と何やら陰で言い合ってるし
「・・・足、治ったのかな」
そう呟くと
「罪な男やな。宏光」
またいつの間に来たのかクラスも違うのに大倉が横にいた。
「罪な男?」
「おん。隅に置けないわ」
「あ!ダンスの飲み込みの良さ?見ててくれたのか?」
「・・・本当に。罪な男や」
何そのため息に哀れみな瞳。
「よー見てみ。愛は目で見えるから」
そう言い捨て肩をぽんとした後、大倉は去っていった
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もも(プロフ) - puuさん» puuさん☆いつもありがとうございます!Fさんの苦労は絶えないです(/ω\)それもまたいいですよね!ニヤニヤしちゃいます!はい!続編書けたらなと思います(><)本当にご覧頂きありがとうございます! (2018年9月18日 21時) (レス) id: 5b51068866 (このIDを非表示/違反報告)
puu(プロフ) - 面白かったです!モテモテKさんにFさんの苦労は絶えなさそうですが(笑)いつか続きが読みたいですー! (2018年9月18日 8時) (レス) id: 1bdd339e65 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - tenさん» tenさん☆いつもありがとうございます!嬉しく励みになります!ちょっとおバカなみっくんを書いてて不安も多かったですが、何とか完結できました(><)tenさんの仰る通り皆に愛されてることには中々気付かない彼にヒヤヒヤの藤ヶ谷さんを想像してしまいます(/ω\) (2018年9月18日 8時) (レス) id: 5b51068866 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - TUUさん» TUUさん☆本当にいつもありがとうございます!励まされております(><)壮大で単純な想像力全開だったみっくん。藤ヶ谷さんを振り回しながら幸せになると思います!愛され過ぎてることには気付かずに(/ω\)こちらこそご覧頂き本当にありがとうございました! (2018年9月18日 8時) (レス) id: 5b51068866 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - Nonさん» Nonさん☆いつもありがとうございます!今回の鈍感は度が過ぎてましたよね(><)すみません!そんな彼に藤ヶ谷さんは振り回されまくると思います(/ω\)鈍さは健在です!コメント本当に励みになります!ありがとうございました☆ (2018年9月18日 8時) (レス) id: 5b51068866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もも | 作成日時:2018年8月21日 18時