天内理子の親友【呪術廻戦】

日常 ページ3

『はあ…』

サンサンと輝く太陽

小学生の笑い声

朝から笑顔で客引きをするパン屋さん

『眩しい…鬱いよお……』

うっと目にライトを当てられたように目を逸らす私は森内A

今日も行きたくもない学校への登校中

『(義務教育なんて誰が作ったんだの。そんなのいらないよ

私は真っ暗な部屋の隅っこで体位座りしているのが一番落ち着くのに

こんな陽キャばっかりの場所に行かされるなんて…地獄でしかない)』

学校に近づくにつれて、JKの笑い声がちらほら

ずーっとしたばっかり見て生きてきた私には眩しい、とこぼす


教室に行き、自分の席に座る

教卓の真ん前、そこが私の席

『(いつも思うけどさ、普通私みたいな陰キャって窓側の一番後ろがテンプレでしょ？

え、なんで先生の真ん前？って思ったよねクジ引いたとき

まあ陽オーラで溢れたクラスメイト見えないからいいけどさ・・・)』

こんな目立つ席にいるのに、私に声をかける人はいない


チラリとドアの方を見ると、丁度教室に入ってきたやつとの目があった

クラスメイトではない、そのクラスメイトの『体に引っ付いている怖いやつ』とだ

『(ひいいいい！！)』

バッと急いで顔を伏せる

『(私は何も見てない私は何も見てない！

そう、私はあの子の後ろの壁のしわの数を数えてた！)』

クラスメイトが続々と登校して予鈴が鳴ったころに、やっと顔をあげてため息をついた


『理子ちゃん、早く来ないかなぁ…』

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