▽episode01_ゆうた ページ13
しばらく会えないと思っていたのに、不意にオフ(まあ3時間程度だけど)が出来たのでAさんの古着屋へ。
そういえば、店員さんはいつもAさんしかいないしオープン時間も不定期だし、どうなってんだろ…。
それに広告も一切つけていない。
Aさんに言ってもらえれば、モデルでもなんでもやるのに。
自分達を過大評価しているわけではないけど、そこそこな知名度はあると思うんだよなあ。
「あれ、ゆたくん。オフ?」
ゆうた「こんちは。たまたまちょっとだけ時間空いたんで。」
「この前からほぼ品揃え変わってないからなあ…。
ゆたくんしばらく来れないかと思って仕入れサボってた。申し訳ない(笑)」
ふわっと笑うAさん。
Openの看板をくるっとひっくり返すとこちらを振り返り悪戯に笑った。
「何時までひま?」
ゆうた「んー、15時には出ないと、かな。」
「おっけ、仕入れ付き合って?お礼するから!」
歩き出したAさんの後ろをついていく。
少し歩いたところにガレージハウスがあって、Aさんはシャッターを上げた。
ゆうた「倉庫?的な?」
「うん。衝動的に仕入れちゃうのもあるからねー(笑)
時期まで寝かせてたりしてる。もちろん手入れはしてるよ。」
シャッターの中にはジープが一台停まっていた。
すぐ横の階段を上がると、辺り一面が服でいっぱいだった。
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作者名:aki | 作成日時:2022年3月24日 20時