【REBORN!】君の隣に Ⅲ 《沢田綱吉》 (ページ42)

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136 中にある炎ページ42

しかし、ツナの攻撃を白蘭ははね返した。

白「これくらいでまいってもらっちゃ困るよ。

まだGHOSTが吸収した炎の1割の力も使ってないんだから。

……あ、Aちゃん、もういいよ。

僕が呼んだら、また来て」

はい、と返事をしてAは木の枝に立った。

笹「GHOSTが吸収した炎？

何を言ってるんだ！！」

白蘭が何を言っているのかわからないボンゴレは、叫ぶ。

白「んー？
わかんないかなー。
GHOSTはここにいるみんなの炎を奪っただろ？

その炎はぜーんぶ……僕の体の中にあるのさ♪」

ぐっ……とうめくツナに白蘭は「大丈夫ー？」と声をかけた。

ス「白蘭のあの炎……！

GHOSTの吸収した炎をすべて手に入れただと？！」

ディ「他人の炎を触れることなく、間接的に移動するなど聞いたことがない！！」

ディーノたちは、白蘭の言葉に反論をし続ける。

そんなボンゴレたちを白蘭は笑った。

白「ハハハ！
GHOSTは他人じゃないからね。

彼は、ほかのパラレルワールドに存在したもう1人の僕さ。」

白蘭の発する言葉は、つぎつぎと全員を驚かせていく。

白「彼は僕にはない、炎を吸収するという特異体質である上に

その炎エネルギーを僕と共有できるというすばらしい才能をもっていてね。

ま、それもこれも……結局、僕の才能なんだけどさ♪」

何を言っているのかわからない了平と山本。

そんな彼らに、骸が一言つけ加えた。

10骸「…ひとつ言えるとするなら。

白蘭が沢田綱吉をはぶく我々全員の
死ぬ気の炎を手に入れたとすれば……。

その炎の総合量は……計りしれない。」

そして生えた白蘭の羽に、また質問をなげつける。
「濃密度の炎が、翼に見えるのか？」と。

白「この翼はただの炎じゃないよ。象徴ね。

僕が人間を超えた、存在であることの象徴。

証明だよ♪」

ディーノたちは言った。

自分が神様だとでも言いたいのか、と……

その質問の答えは、Aが応えた。

貴「……白蘭様が、神？

彼は、真の悪魔…それ以外、何でもない。」

桔「……ハハン、白蘭様は神様などではない。

むしろ崇拝すべき悪魔。」

Aたちは、片膝をつけた。