【REBORN!】君の隣に Ⅲ 《沢田綱吉》 (ページ34)

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129 ウォーミングアップページ34

べ「10秒かせっつーから待っててやったが……」

ル「30秒もオーバーしてんじゃないの！！」

ベルの言葉に続け、ルッスーリアが言った。

二人の言葉を聞き、フランはもちろん舌打ちをするわけで。

そんなのを裏腹に真6弔花は焦り出す

ブ「奴らを倒したのは、全部幻覚！！？」

そう言ったブルーベルに対し、骸はこう言った

10骸「クフフフ…

ウォーミングアップは済みました」

貴「…かっこつけてるなぁ、骸」

笑い、ウォーミングアップは済んだとかっこつける骸にAは苦笑した

べ「おーい、フラン」

フ「ハーイ、センパーイ」

ベルはナイフを出し、フランに問いかける

べ「幻覚で敵をダマすのはいーが、わざわざオレ達を殺してみせる意味あったのか？」

なかったら殺す、と言うようにベルは笑う

フ「わかってないなーベルセンパイ

リアリティのためですよ

幻覚っていうのはドッキリみたいなもんですからー

ねぇ、師匠？」

自信満々に答え、骸に同意を求めたが

骸はたんたんと返す

10骸「ちがいますよ」

貴「ちがうのかよ…」

Aは呆れ、ため息しか出なかった

べ「てんめー」

ベルは怒り、ナイフを構える

フ「じゃあアレですー

師匠のスプラッタな趣味全開ですー」

10骸「ちがいますよ」

骸は持っていた槍でフランを頭を貫いた

貴「んなっ！
どーなってんだ、お前の頭は…」

周りは驚くも、フランは動じない

フ「師匠イタイですー
やめてくださーい」

イタイどころじゃないだろ…と誰もが思っただろう

10骸「今回の幻覚の目的は二つ。
僕のウォーミングアップと…」

貴「真6弔花の能力を引き出し…データをとること…」

10骸「クフフフ…その通りです、A」

フッと少し自慢げに笑い、Aは続けてこう言った

貴「実際…幻覚で彼らに程よい優越感を抱かせて
ブルーベルの絶対防御領域と桔梗の地中からの攻撃データを引き出しているからな」

10骸「その通りです。」

フ「なーーーーーる」

ポンッと手を合わせるフランにベルはナイフを投げた

べ「なーるじゃねーよ！
ってか、いつまで六道骸の幻覚出してんだ？
あいつは復讐者の牢獄に沈んでんだろが」

貴「いや…違うな」

Aにはわかる。
この骸が実在しているかどうか。