116 倒れた ページ20
凄まじい爆発音を最後に、
物音は聞こえなくなった。
アジト内に聞こえるのは…
場所は違えど二人の息遣い。
そして、今にも崩れそうな建物の破片が落ちる音だけだった。
貴「血の……臭いが酷すぎる…」
近づくにつれ、漂ってくる血の臭い‥‥
走るスピードを早めた。
貴「すく……あー、ろ……？」
目の前に広がっていたのはまるで地獄絵図だった。
ところどころに飛び散っている血とその溜まり。
剣のついた･･････････腕。
そして、大量の血を流し倒れている…スクアーロ。
貴「…ザクロ……くそっ！！」
思いきり拳を握りしめた。
その拳からは握りすぎたためか、血が流れた。
貴「しっかりしろッ！！…おいッ！！」
スクアーロを抱き起こし、頬を二度三度叩いた。
目に力が入り、ゆっくりと瞼が開かれた。
ス「…ゔ…ぁ……A……？
……お前、沢田達といたんじゃ……ねぇ…の、かぁ……」
苦しそうに聞こえる息遣い。
自分の心配とか‥‥治して欲しいとかの要求じゃなく、Aの心配だった。
ス「…情けねぇなぁﾞ……くそッ……！」
ギリリッと歯を噛み締めた。
それを、Aは黙って見つめていた。
ギュッとスクアーロを抱きしめ、
全身から炎を湧き出した。
ス「おまッ！何やってんだァ……！
体力なくなんだろーがァ…………！！」
炎はスクアーロのキズを癒し、塞いでいった。
疲れのためかそのまま眠っていった。
いくら私の炎でも…完全に完治させてあげることは出来ない……
腕も、無理だった。
貴「…私のせいで、ごめんな……」
Aもスクアーロの隣に寝転ぶようにゆっくりと‥‥倒れた。
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碧みんく(プロフ) - レナさん» すいません、コメントずっと気づかなくて……！ ありがとうございます！ (2016年1月10日 9時) (
レス) id: cb7714fc6a (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - はい！楽しみに待っています (2015年7月26日 19時) (レス) id: a3dc584c6d (このIDを非表示/違反報告)
碧みんく(プロフ) - レナさん» ありがとうございます！！続き、早くかけるようにがんばります！！！ (2015年7月12日 20時) (レス) id: cb7714fc6a (このIDを非表示/違反報告)
碧みんく(プロフ) - アカネコ#*さん» ありがとう！！更新安定してないけど、がんばる！！！！ほんと、ありがとう♪♪ (2015年7月12日 20時) (レス) id: cb7714fc6a (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 続き楽しみにしています (2015年7月12日 18時) (レス) id: 4fb655bc62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧みんく | 作成日時：2015年3月7日 18時
