慧ちゃんと雪男さん (ページ5)

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「ままぁ、、？」

どうやら雄也さん！じゃなくて、
ママ？と言いその人のズボンの裾を
引っ張る慧ちゃん。

「んぇ？俺？」

オフの日に遊びに来てた、
光さんの知り合い照さんが
所属しているグループの
1人のふっかさん事、
深澤辰哉さんと遭遇した慧ちゃん。

「んと、どーしたの？」

「んーん。」

急に恥ずかしくなったのかモジモジ
慧ちゃんに変身。

そんな慧ちゃんに少し困った顔をし
しゃがみ込んで目線を合わせて

「んー、迷子かな？困ったねぇ、、
えと、、ボクお名前は？」

「んん、、たかきぃけい、、
さんさいよ、、」

そう言うと、辰哉さんは少し考えて
"たかき、、んー、、？"なんて言い
ハッとしてから

「あれ、、じゃあ慧くん有名人さんだ！
お兄ちゃん慧くんの事知ってるもん。
パパと雑誌出てるでしょ？」

「(ｺｸｯ)…。ぱぱとたまに
おしごとしゅる…。」

「お兄ちゃんの事知ってたの？」

「ん、しってたの。
ねぇ、だっこぉ、、」

「ん？ふふ。いいよぉー。
お兄ちゃん抱っこしたげる！おいで！」

パパに会えない不安と
知っている顔からの安心からなのか、
抱っこを求める慧ちゃん。

「パパどこかなぁ…？
慧くんどこで待とうか…。」

「くまさん、、いるの。
けいちゃんほちくなって、
そしたらぱぱいないのぉ。」

「じゃあ、慧くんとお話しした記念に
お兄ちゃん取ってあげる！」

お兄ちゃん事ふっかさんの特技の１つ
UFOキャッチャーを仲良くした記念に
あげると言われて嬉しくなる慧ちゃん。

「ほんとにー？むじゅかしいよぉー？」

「えー、お兄ちゃん取れるかなぁ？」

「…！とれるよ！
だってままじょーずだもん！」

「あっ、慧くん、お兄ちゃんの事なんで
ママって呼ぶの？もしかして
お兄ちゃんのグループ知ってるの？」

抱っこしながら目的地へ。
"ここ、こっちぃー！"とか
"ここまっすぐー"とか
案内しつつお話しをする2人。