【銀魂】不思議の国の…！？

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「ああ、アリスはこの世界の管理者だ


この世界は彼奴の思う壺だ


今まで来たやつらだってそうだ


最初は殺すなんて選択しなかった


だがアリスは何をしても喜ばなかった


それで殺しにかかったさ


だがな、アリスは当然死ななかった


それどころか結局世界のルールに反して骨になった」


「ルールって何でさァ？」


「彼奴が作った自分勝手なルールだ


1.この世界を悪く言わない


2.他の子に手を出さない


3…これが一番重要だ


私を殺す時は必ず武器を持つこと」


「武器って何アルか？」


「特に基準はない


お前が持っている傘でも、そいつが持っている刀でも


彼奴は銃を使うが」


「へぇ」


「ていうか、お前はアリスが殺されていいアルか？」


「っんなわけあるか！！」


ピーターパンがいきなり叫ぶのでびっくりしたアル


「…悪い、取り乱した


彼奴が死ぬのは死んでも見たくない


だが、これ以上無駄な犠牲も出したくない


彼奴の為でもあって、この世界の為でもある」


「どういうことですかィ？」


「…結局この世界はただの『幻想』だ」


ピーターパンはひどく悲しそうに笑った


それと同時にピーターパンの姿は消えた


「っ！？」


「…取り敢えず、このことを土方さんたちに伝えに行くぞ」


「わかったアル」


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「どういうつもり」


目の前には怒った表情を見せるアリス


「勝手にあんなにペラペラと…


…そんなにボクのことが嫌い？」


少し涙ぐみながらこちらを見るアリス


「そんなことない


…だけどアリスやっぱりこんなこと！」


「だよね、よかった」


にっこり笑顔を見せるアリス


だが目は笑っていない


「ボクもキミのこと嫌いじゃないからさ


勝手なことしないでね」


笑顔が冷め、表情を無くす


鋭い眼光でこちらを睨むアリス


「…ああ」


俺は小さい声で答えることしかできなかった


…ああ、やっぱりこの世界は狂ってる

アリス_( 」∠)_→←5ページ目

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