7 イタリアの血 ページ9
「いやあ……ブフッ」
「本当ムカつくわあんた。なんで私言ったんだろう。」
ゴメンナサイとカタコトで謝る美香にAは何度目かのため息をついた。
「あー……声聞きたい。」
ぼそっと言うと、美香は立ち上がった。
「かければいいじゃん。」
自販機に足を踏み出して。
お金を入れ、ぽちっとボタンを押した。
ゴトンッと落ちてきた音が耳につく。
「フランさん仕事忙しそうだし……迷惑かけて、嫌われたくないし。」
相槌を打つようにもう一度、ゴトンッと音がした。
「そんな風に思ってAのことを嫌う人なら、そういう人だったってことでしょ？」
「……まあ、そうだけど。」
恋というのは本当に辛い。
会いたい時に会えないし、話したいことがあってもいざ会うと話せなくなる。
「あ、今イタリアにいるんだっけ？」
「うん。そうみたい。」
美香はAに、コーンポタージュを差し出した。
それを受け取り、缶を開ける。
「勤務時間？ってもう普通終わってない？」
「わかんない……フランさん、なんかいつも忙しそうで。」
どんな仕事かは知らないけど、24時間働いているんじゃないかっていうくらいに忙しそう。
それに、時差もある。
……まあたぶん、あっちはまだ早い時間だ。
「今かけてみればいいんじゃない？
時差もいい感じだと思うし。」
「ええっ、今！？
むりむりむりっ！」
心の準備が、と言えば美香は何をいまさらと呆れたようにため息をついた。
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碧みんく(プロフ) - ミステリちゃんさん» はい！もちろんです！ (2016年5月14日 22時) (
レス) id: cc06472bc1 (このIDを非表示/違反報告)
ミステリちゃん(プロフ) - 短編の方も作ったので、よろしくです！！リクエストいっぱい下さい。 (2016年5月14日 20時) (レス) id: 67b7d69040 (このIDを非表示/違反報告)
碧みんく(プロフ) - ミステリちゃんさん» そうなんですねっ！わかりました、読んでみます！ (2016年5月14日 20時) (レス) id: cc06472bc1 (このIDを非表示/違反報告)
ミステリちゃん(プロフ) - 後、もう一つ、ヴァリアー運動会で調べれば出で来ると思います (2016年5月14日 19時) (レス) id: 67b7d69040 (このIDを非表示/違反報告)
ミステリちゃん(プロフ) - 最近書き込み出来なくてごめんなさいm(__)m私も、作品書いてみたので無理にとは、言わないけど、見てみて下さい(*^-^*) (2016年5月14日 19時) (レス) id: 67b7d69040 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧みんく | 作成日時：2015年1月25日 15時
