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『はぁ、っ、…だいごっ、』
ノックもせずに勢いよくドアを開けると、ずっと会いたくて会いたくて仕方なかった大好きな彼がいた
大吾はマスクをしてて、その顔色は少し青白かった
二人で海で遊んだ時の大吾の面影なんて 無かった。
大「っ、A…」
勢いよく起き上がり、大きい目をさらに大きくさせた
変わり果てた大吾の姿に 何も言えなくなる。
その場で立ち尽くしていた私の元へ大吾は駆け寄って、思いっきり抱きしめてくれた
今までで一番温かい大吾の温もり。
『っ、…会いたかったよ、大吾』
私がそう言うと、抱きしめる力が強くなった気がした
大「俺も、会いたかったで」
大吾は優しく、力強く言い放った
『だいご。好き』
少し離れて、彼の綺麗でツヤツヤな前髪をかき上げ おでこにキスをする
色のない大吾の目は下を向いて、それと同時に大吾はマスクを顎にずらした
至近距離で 大吾と目が合う。
彼の両手は私の首筋に添えられ、綺麗な顔が近づいてくる
自然と私は目をつむった
チュ、と可愛いリップ音を立てて何度も重なる唇
前までだったら、そのまま深いキスになるけど
今日のキスはいつもより優しくて甘いキス。
なんだか大吾が病気で体力を奪われてしまったような気がして、急に現実に戻ったような気がして、頰に少しずつ力が入ってく感覚が自分で分かった。
お互いの唇が離れて大吾を見ると 驚いた顔をしていた
大「なんで 泣くん…」
『え、…』
頰に流れた涙を大吾は親指で拭う
大吾が 遠くにいった気がした。
私の手の届かないとこに一人行ってしまった気がした。
この涙は、その気持ちを和らげるための涙やと思う。
『ふふ、嬉し涙やで』
そうやって笑ってみせた。
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けーぽ(プロフ) - 気付かんうちに大号泣しとった。映画でも、こんなに泣いたことないってくらい泣いてました。 (2019年10月15日 8時) (
レス) id: 386d70d567 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ☆ - Part1の後半位から、ずっと泣いてて、ここまでの感動作品は、読んだことないです！ここから、どうなるのか、楽しみです！ (2019年10月12日 22時) (レス) id: 38f9af8661 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くる | 作成日時：2019年8月29日 3時
