検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:15,005 hit

2 ページ2








花火が見やすい芝生に移動して、近くにあったベンチに二人で座る




大「花火20時からやんな?」


『せやで !ああワクワクしてきてんけど!!』


大「いやほんまそれ(笑)」

大「はふ、あっつ!! え、なにこれうっま」




隣でギャーギャー言うてる大吾の手にはたこ焼き

旅行来てまで たこ焼き食べるとか、大阪大好きかよ


なんて思いは心に秘めて、可愛い大吾の姿を眺める




大「なんでそんな見てくるん、恥ずかしいやん」

大「…、ぁ たこ焼きが食べたい??
ほれ 口開けて あーん」




大吾がフーフーしてくれて 温かいと冷めたの中間で一番美味しい状態のたこ焼き。

大吾が食べさしてくれたから余計美味しく感じた




『あ!美味しい!!』


大「幸せやなぁ、なんか」


『ふふ、そーだねえ』


大「何があっても、俺のこと好きでいてくれる?」


『はは、なにそれ 何かあるみたいな言い振りやん(笑)』


大「なんもないわ(笑) これから先も ずーっと俺の隣で笑っててほしいし、側にいてほしい」

大「ずっとずっとずっと、俺は好きでおるからな」


『私もやで。
大吾以外の人なんて考えられへんし、何があっても好きでおる自信しかないか、…ん』




言い終わる前に お互いの唇が重なって、それと同時に暗い空の中に色とりどりの花が咲いた


二人同時に立ち上がる




大「花火!!」


『わあ、…きれい…』




空に無数に広がる花火を見て、自然と笑みが溢れた

好きな人と見る花火は 余計に綺麗に見える










けど、その幸せな時間はすぐに消え去る。

打ち上げられた花火が すぐ消えるのと、同じように。



バタン と鈍い音が耳に響いた。


隣を見たら、すぐ近くにいたはずの大吾が 青ざめた顔をして倒れていた。






3→←1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (24 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
103人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

けーぽ(プロフ) - 気付かんうちに大号泣しとった。映画でも、こんなに泣いたことないってくらい泣いてました。 (2019年10月15日 8時) (レス) id: 386d70d567 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ☆ - Part1の後半位から、ずっと泣いてて、ここまでの感動作品は、読んだことないです!ここから、どうなるのか、楽しみです! (2019年10月12日 22時) (レス) id: 38f9af8661 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:くる | 作成日時:2019年8月29日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。