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「状況から見てVIPルーム内かお前が手にしてるときのみ、無敵効果が付与されているんじゃないかって予想しているんだが。どうだ？契約書自体はただの紙同然だ、そうだろ？」
嘲笑うおーさまをみて、少しアズールさんがかわいそうになったのは言うまでもない。
「シシシッ！あいつらの脅しなんか、レオナさんなら一発でぶっ飛ばせちゃうのに。なんでここまで手伝ってやるのかなーって思ってたんスけど。オレ、理由がわかっちゃったッス」
「あん？」
「レオナさんが前にアズールくんと結んだっていう契約、これに乗じて破棄しちゃおうって言う魂胆だったんでしょ」
「はっ、詮索屋は嫌われるぜ？俺は困ってるやつを見過ごせねぇ優しい性分なだけだ。くくっ」
「うはっ。自分で言ってて笑ってんじゃないッスか。砂にされる前に、どんな契約内容だったか見とけば良かったッス」
「えっ、おーさま！？契約してたの？」
「まあな。っつか、教えるわけないだろ」
この二人、いいコンビだなあ。悪知恵が働くのは相変わらずのようだし。
話に夢中だった私達はアズールさんの変化を見逃していた。
「あああ、もうやだーーー！」の声にビックリしてアズールさんを凝視する。
「消えた……コツコツ集めてきた魔法コレクションが！僕の万能の力が！！
ああ！もう全てがパアだ！！何てことをしてくれたんだ！！」
はたと気づく。彼の後ろに黒いもやがかかるのを。それが今まで見てきた、リドルやおーさまのときと同じだということに。
「だ、だめっ、アズールさん！気をしっかりもって！…おーさま、大変だよ。このままじゃアズールさんがっっ」
私はすぐにマジカルペンを持つと彼らの前に躍り出た。防がなければ…でも、どうすれば……。心のなかでマレウスと名前を呼ぶけれど、彼の魔力は反応してくれなかった。彼からの指輪も光らない。
私だけでやれるだろうか…。
不安は残るが、おーさまたちを守らないと。
「ないなら、奪えばいいんだ。くれよ、お前たちの自慢の能力を、僕にくれよ！！特にAさん、貴方の力が手に入るなら僕は無敵になれる！！」
「まずい。おーさまたちを、守る！！ずっと、そばに」
私は彼らを守れるように、渾身の魔法力を込めて盾を作る。白いヴェールが私たちの周りを包んだ。
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桜澤(プロフ) - レオナ先輩も…マレウス様も…大切だからこそ…思うことがあるし、守りたいんだなぁあ……愛されてる主人公…苦しみが少しでも和らぐといいな…といろいろ思いました。お久しぶりです！また何回も見にきますよー！(⌒▽⌒)わーい (2021年4月7日 11時) (
レス) id: 20b9b01cf5 (このIDを非表示/違反報告)
恋桜(プロフ) - ユノさん» ありがとうございます。更新は遅いですが、気長にお待ちください！ (2021年3月20日 19時) (レス) id: ae2ba33378 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ - 分かりました、更新頑張ってください応援してます (2021年3月20日 14時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
恋桜(プロフ) - ユノさん» ユノ樣 閲覧ありがとうございます。イメージですか…。以前にも皆様からご要望を受けてはいるのですが、私は絵が不得意なもので、誰かにお願いしないと難しいです。どうぞ、好きなように想像してお楽しみください。 (2021年3月20日 14時) (レス) id: ae2ba33378 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2021年3月20日 14時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恋桜 | 作成日時：2020年11月3日 22時
