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それからエースに連れられて中庭へ移動する。そこには、グリムと監督生が居た。
「これからアトランティカ記念博物館へ行きます!」
えっ。いまから!?
驚いたのは私だけでなく、ジャックやエースたちもだった。
「いやいやいや。海のなかに写真取りに行くのはリーチ兄弟がいるから無理ゲーって話になってたじゃん」
「さすがの僕も無謀すぎると思うが……」
「リーチ兄弟って?」
私はいまいち状況が飲めずに、エースに説明を求めた。
「は?今更!?あー、そうだな、お前はいろいろあったからな。あいつら泳ぎが速いだよ。海のなかで呼吸だってできるしな」
「そうなんだね。となると、アズールも……」
きっとただ者ではない。オクタヴィネル寮は同僚のものが多いと聞くから。
エースに説明してもらってる間にも話は進み、作戦を伝える!とグリムがニヤニヤしながら話はじめた。
その内容は普通に考えてもすごく、思いきりのいいものだった。
「本気でいってるの?監督生…」
「うん!お願い!Aさん」
「……分かったよ。おーさま達と合流するね」
ということで、私はおーさまと合流するため、一旦みんなと別れた。みんなはそのままアトランティカ記念博物館へ向かうそうだ。
急がないと。
「おーさまのもとへ…ずっと、そばに!!」
魔法を唱え、瞬時におーさまのもとへ移動する。
ジャズのような音楽とともにサバナクロー寮の生徒たちの怒声が聞こえてきた。
え?どこにとんだの!?
きょろきょろするが、おーさまの姿が見当たらない。なにか間違えてしまったのだろうか…。
「Aちゃん、こっちッス!」
手を引かれて入り口の死角まで移動する。
そこにはラギーが居た。
「ここで待っててほしいッス」
ラギーはそういうと、店内に消えていった。
そして、物陰からおーさまが姿を表す。
「グルルル。Aお前こっちに来たのか…。しゃーねぇな。こい、こっちだ。作戦は聞いてる、お前は黙っとけよ」
彼の言葉に静かに頷くと、手を引かれてVIPルームとかかれた部屋へ移動する。
「えっと、ここは?」
「あとで説明してやるから、まあ黙ってみてろ。俺に任せとけばいい。いいな?
……来たな、よぉタコ野郎」
移動してまもなくアズールさんが慌てた様子で部屋へ入ってきた。
「レオナ・キングスカラー……。それに君までも」
「どうした?いつもすましたお前がえらく慌ててるようだが」
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桜澤(プロフ) - レオナ先輩も…マレウス様も…大切だからこそ…思うことがあるし、守りたいんだなぁあ……愛されてる主人公…苦しみが少しでも和らぐといいな…といろいろ思いました。お久しぶりです!また何回も見にきますよー!(⌒▽⌒)わーい (2021年4月7日 11時) (レス) id: 20b9b01cf5 (このIDを非表示/違反報告)
恋桜(プロフ) - ユノさん» ありがとうございます。更新は遅いですが、気長にお待ちください! (2021年3月20日 19時) (レス) id: ae2ba33378 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ - 分かりました、更新頑張ってください応援してます (2021年3月20日 14時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
恋桜(プロフ) - ユノさん» ユノ樣 閲覧ありがとうございます。イメージですか…。以前にも皆様からご要望を受けてはいるのですが、私は絵が不得意なもので、誰かにお願いしないと難しいです。どうぞ、好きなように想像してお楽しみください。 (2021年3月20日 14時) (レス) id: ae2ba33378 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2021年3月20日 14時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:恋桜 | 作成日時:2020年11月3日 22時