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私は夢の内容を少しだけ話した。
あの人に言われた゛闇の眷属に気を付けろ゛という言葉だけはいってはいけない気がして、それは伏せながら茨のお城へ行ったことや、夢の中の人の存在などをかいつまんだ
「ふむ……あの城にきたなら僕が知らないというのは可笑しな話だろう。Aの年齢からしても、もう僕はあの城に住んでいた…人間の来客があったという話はAがあの夜現れるまでほぼなかったに等しい。人間とは、いざこざが絶えぬのでな…」
「夢だったのかもしれない。ごめんね、変なことを聞いて」
「構わない。Aが気になるのならば、また城に戻ったときにでも聞いてみるとしよう」
「ありがとう」
「もし、以前から知っていたなら僕は過去の自分を叱らねばな」
「え！？なんで…」
「Aは僕を恐れない、そういう人間もいるのだと知っていたならば……いや、よそう。Aはいまここにいる。僕のもとにいるのだ、これ以上の幸福などあるまい」
マレウスはさらっとたまに、恥ずかしいことを言ってくれることがある…。したり顔をしてないところをみると、真面目に言ってるんだろうけど…。マレウスの言葉に私は顔に熱が集まってしまう
顔を隠したくて、胸元にすり寄ればそれが照れ隠しだといい加減分かってるマレウスは嬉しそうに笑う。いつもこんな感じだ
「A。少し、学校の話をしてもいいか？」
「あ、遅れちゃってるよね…」
「それもあるが…。期末試験が昨日で終わってしまっている」
「えっ…」
「案ずることはない。学園長も事情は知っている。Aが試験を受けられるようはからってもらった。ただ…再試験が休み中に行われることになってしまっていてな」
マレウスは長期休暇は私も一緒に城へ連れ帰るつもりだったらしく、少し不機嫌そうな顔をした
「そんなに、長くかかるものなの？」
「本来であれば、1週間だが。Aと他諸事情で受けなれなかった生徒だけだからな…2.3日と聞いている」
「それなら、試験が終わり次第マレウスのところへ戻るよ」
「ふっ…そのときは、迎えにこよう」
私が帰らないかもと思っていたのか、戻るというと嬉しそうに綻んだ
「そうだ、面白いものを見せてやろう。期末試験後恒例の゛アレ゛が発生しているだろうからな」
マレウスは食堂へ行こうと私を促す
お腹はそこまで空いてないが、そんなことを言えば心配するだろうし……おかゆを貰っておこうかなと思い、頷いた
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桜澤(プロフ) - レオナ先輩も…マレウス様も…大切だからこそ…思うことがあるし、守りたいんだなぁあ……愛されてる主人公…苦しみが少しでも和らぐといいな…といろいろ思いました。お久しぶりです！また何回も見にきますよー！(⌒▽⌒)わーい (2021年4月7日 11時) (
レス) id: 20b9b01cf5 (このIDを非表示/違反報告)
恋桜(プロフ) - ユノさん» ありがとうございます。更新は遅いですが、気長にお待ちください！ (2021年3月20日 19時) (レス) id: ae2ba33378 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ - 分かりました、更新頑張ってください応援してます (2021年3月20日 14時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
恋桜(プロフ) - ユノさん» ユノ樣 閲覧ありがとうございます。イメージですか…。以前にも皆様からご要望を受けてはいるのですが、私は絵が不得意なもので、誰かにお願いしないと難しいです。どうぞ、好きなように想像してお楽しみください。 (2021年3月20日 14時) (レス) id: ae2ba33378 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2021年3月20日 14時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恋桜 | 作成日時：2020年11月3日 22時
