ばーん【九条天】

いらいら5 ページ7

A「ありがとう天くん､もう大丈夫｡」


「そう。じゃあ本番でこけないでよね。」


A「うん!がんばるね。」


新しくできたドーナツ屋で何か買ってきて、と言うと彼女は「分かりました!」と言って
来た道をパタパタと走って戻っていった。


…これで僕より2個上なんて信じられないよね。

そんな年下の僕がどれだけ
あの人の面倒を見てあげているのか。

ほんと、僕の周りの大人はろくな人がいない。



早く僕から離れて独り立ちしてくれないかな、って思ってる。



…僕もそろそろ戻ろう。いつもいつもこうやってAで時間を使ってしまう。




龍「天さ、いつもAちゃんの面倒見てるじゃん。」

　
楽「あぁ。天もいやいや言いつつめっちゃ見てんじゃねーかっていうな!」


龍「天も素直じゃないよね。」


楽「思春期のガキなんてそんなもんだろめんどくせぇ。」


龍「そこで考えたんだけどさ、俺と楽がしばらくAちゃんの面倒を見ればいいんじゃないかなって!!」


楽「は？」


龍「だから、天はいつも心配して面倒見てるわけじゃん。いつもいつもやってると大変だろうから僕と楽で天の代わりをしようよ!」


楽「いや､でも天が面倒見てる理由って…」


龍「天も休ませてあげなきゃだし。」


楽「…まぁ確かにあいつはAのこと気にしすぎてるからな。いいんじゃね？」


龍「よーし!....あ､Aちゃん!!」


A「はーい!」




休憩終了5分前のおはなし。


− − − −


うわぁ…順位ありがとうございます。
とても嬉しいです＞＜
天くんの良さを引き出せるようにがんばります…！
評価とコメントがとても励みになります、
ありがとうございます!

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