File 74 why? ページ24
何も答えられないAの真っ赤な耳を見て双子はもうこれ以上上がらないという位口角を上げると、Aの両の耳に息をふっと吹きかける。
「ひぎゃっっ！」
「可愛くない声だなぁ」
「まぁ恥ずかしい理由、自分で気づいてくれよ」
双子はそういうとAを椅子の上にしっかりと上げてから手をぱっと離す。
双子はもう一度、少しニヤニヤを抑えられないまま教科書と羊皮紙を睨んでいたが、Aはさっきの感情がなんなのか整理がつかず、教科書の文字を追うことも忘れていた。
'
「っおわったぁ〜〜〜！」
「まさかクリスマス休暇の課題が2日で片付くなんてな！」
「フレッドとジョージより課題が終わるのが遅いなんて…」
嬉しそうなフレッドとジョージの横でAは絶望した顔でいた。
「まぁまぁそう落ち込むなって！こんだけ進んでれば明日には終わるだろ」
「けど悪かったなぁ、俺たちのせいで勉強進まなくて」
「そ、そうだよ！2人のせいで！」
「ん？」
「俺達のせいで？」
「うっ…」
2人のせいだと言いたいのだが、いつもハグをするような距離感のフレッドとジョージと顔が近くなったからって騒ぐ自分がよく分からなく、Aは言葉を詰まらせる。
分かってはいないがようやく気づいてきたAが面白く、2人がいたずらっぽく話す。
「ま、それはどうでもいっか！」
「それより俺達、頑張ったご褒美が欲しいなぁ〜」
「…？厨房にでも行ってお菓子貰ってきなよ」
「…あ〜、そうするよ！Aも行こう！残りの課題は明日だ！」
Aはしぶしぶ荷物を片付けてから、2人に手を引かれて大広間を出る。
「フレッド、ジョージ、そっちはグリフィンドールの談話室だよ？」
「合ってる合ってる！」
フレッドとジョージはAを引っ張り、静まり返ったグリフィンドールの談話室のソファにAを腰掛けさせた。
双子はその両サイドに座りAの顔を覗き込む。
「な、なに？！ご褒美のお菓子が欲しいんじゃないの？」
「んー、それもそうだけど、今食べたいのはAかなぁ」
「何言ってんの…」
なんでそうなるのだろうとAが頭にハテナマークを浮かべるとフレッドがAの手を取り、ジョージがAの顔を両手で挟んで焦げ茶色の瞳を見つめた。
逃れられたはずの至近距離にAの顔はみるみるうちに赤くなっていく。
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びすこ(プロフ) - 初めまして！双子推しにはたまらない素敵なお話ですね🤍🫧楽しすぎて一気読みしちゃいました！今後の双子との関係がめちゃくちゃ楽しみです！楽しみにしてますね🤍 (2022年8月28日 2時) (
レス) @page25 id: 2d27d7ff92 (このIDを非表示/違反報告)
朱宮(プロフ) - ひえええちょっとスランプ…ゆっくり更新していきますのでしばしお待ちを(;_;) (2022年1月24日 19時) (レス) id: eed098c724 (このIDを非表示/違反報告)
朱宮(プロフ) - 炎のゴブレットのところのお話がめちゃくちゃいいの思いついたけどそこに行くまでが長くてけどその間のお話は無下にしたくないというあわあわ (2022年1月8日 21時) (レス) id: eed098c724 (このIDを非表示/違反報告)
朱宮(プロフ) - 姫唆さん» 姫唆さんコメントありがとうございます！･֊･アンジェリーナ狂って言い方可愛いです笑いつか小説に入れましょうかね（´-`）ニマニマして頂けて嬉しい限りです！笑なるべく早く更新出来るように頑張りますね！♡ (2022年1月4日 8時) (レス) id: eed098c724 (このIDを非表示/違反報告)
姫唆(プロフ) - 初めまして！主人公ちゃんのアンジェリーナ狂が最高です‼️双子との関係が今後どうなるのか凄く気になります！！もぉーニマニマが止まりませんww更新楽しみにしております！！頑張ってください！！ (2022年1月1日 2時) (レス) @page18 id: 060702140c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱宮 | 作成日時：2021年12月23日 6時
