あと5分で世界が滅んでしまったら ページ45
● 諸事情により、このお話では明智吾郎 / 後は おやすみさせていただきます。他のメンバーの反応をお楽しみください。
雨宮蓮
「 最後まで一緒だ。」
蓮はAのことを優しく抱きしめ続けていた。彼女の震える身体を優しくその温もりで包みこむ。Aと二度と会えなくなるのは嫌だ。伝えたいこと、まだ沢山あるな。などと思いを馳せているうちに蓮は目から涙を流してしまう。Aを失うことがこんなにも恐ろしいことだったとは思いもよらず、その涙を止めることが出来ない。そんな蓮の涙をAは拭い「最後は笑っていようよ」と、とびきりの笑顔をしてみせた。その笑顔は不格好で、少し小突いたらその大きな瞳から涙が溢れそうだった。だがこの世界の何よりも美しく見えた。「そうだな。笑おう」あと5分で世界が滅んでしまう。なら、俺はAと笑顔でこの世界の終わりを一緒に過ごそう。そう蓮は胸の内で決意し、彼女を再び抱きしめた。
坂本竜司
「 手繋いでいようぜ…ずっと離さねーから。」
そう言って繋いでくれた竜司の手は震えていた。だが、彼はその顔に浮かべた笑顔を崩さない。自分だって不安でいっぱいな筈なのに最後まで笑顔でいてくれている。彼のあまりにも大きな優しさにAの胸はいっぱいになり、思わず泣き出してしまった。「竜司…好き、大好き…」その逞しい胸板に顔を寄せる。竜司はAの頭を優しく撫でた。すると抑えていたはずの感情が溢れてきて、涙がこぼれ落ちてきた。「くそ…泣かねえって決めてたのによ…」最後の最後まで俺はだせえな。と竜司は空を仰ぐ。そしてちらりと、自分の胸元で涙を流し、手を強く繋いでいるAの姿を見てみた。愛おしい。ただその感情だけが湧き上がってくる。そう思える相手に出会えたこと、そして終わりの瞬間までその相手と一緒にいれること。これは誰がなんと言おうと幸せな事だ、と竜司は滅びゆく世界で笑った。
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すみれ(プロフ) - ユウナさん» そう言っていただけて本当に嬉しいです！少しでも占ツクでこの界隈盛り上げられるように、これからも頑張ります！また何かリクエストなどありましたら気軽にコメントしてください☺️ (12月28日 1時) (
レス) @page49 id: 945d36a3b1 (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ(プロフ) - 書いて下さりありがとうございました！ペルソナの夢小説は少ないのでとても読んでいて楽しかったです！！ (12月28日 0時) (レス) id: 4c6d2ce850 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - 澪さん» コメントありがとうございます！二度目のリクエスト、とっても嬉しいです。続編にてそちらの内容を書かせていただきます。完成まで少々お待ちください💭 (12月27日 23時) (レス) id: 945d36a3b1 (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - 2度目のリクエスト失礼します！｢彼らに歌ってる姿を見られた｣をお願いしたいです！！ゆっくり更新頑張って下さい！ (12月27日 22時) (レス) id: e3ab6e516d (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - あにゃさん» コメントありがとうございます！解釈一致と言っていただけて本当に嬉しいです♡ もう少しでお話がいっぱいになりそうなので、続編移行した後で一番最初に書かせていただきます。完成まで少々お待ちください💭 (12月26日 21時) (レス) id: 945d36a3b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すみれ | 作成日時：2023年9月10日 17時
