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05 コイツが主人とかなにそれ死んでる ページ6

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「・・・は?」

「だから前武田先生が言ってただろーが」

「いやだから私その日休んだっつってんだろ」



隣の席の影山を睨みながら机の中から現国のノートを引っ張り出す。

あ、そうそう因みに私のクラスはこの前髪アトム野郎と同じですこの時点で私の高校1年目は詰んでる。しかも席まで隣とかね。神はどれだけ私が嫌いなのか。私、前世で何かしたのかもしれない。

いやそうじゃなくて。



「今週青葉城西と練習試合だからお前も来いよ」

「あ、ごめんその日は風邪ひいて熱出す予定だから行けないわごめんね」

「ふざけんなよ!」

「いやいやいやいや無理無理無理絶対無理嫌だ!!!」

「お前は行くんだよ!」

「ふざけんな絶対王政かよ!!行かねぇっつってんだろ!!」



行く、行かない、行く、行かない。

そんな押し問答を繰り返す私達を何だ何だと見るクラスメイト。誰でもいいからコイツぶん殴って。



「いやもう本当やだって私もう一生及川さんに会わないことになってるから」

「知るかよ」

「もう本当やだこの王様!!」

「うるせぇ下僕!!」



そう。練習試合だけならまだいい。いや面倒くさいけど。嫌なのはあの大王様こと及川さんに会うことなのだ。

だってあの人絶対センサー的なやつ搭載されてる。間違いない。中学の時マネージャーが嫌すぎてどれだけ逃走してもあの人絶対私のこと見つけて体育館に連れ戻したもの。

今思い出してもおぞましい。



「てことで私は行かない」

「下僕は主人の言う事きくもんだろーが」

「お前が主人とか過労死するわ」

「とにかく来いよ。迎えに行くからな」

「お前私の家知らねぇだろ!!」



ガチで来やがった。


なんでコイツ私の家知ってんのわけわかんない。お前も及川さんと同じか。


インターホンを鳴らしたのが影山だと確認した瞬間秒速で家にUターンし鍵を閉めようとする私を引っ張り出し、最終的に肩に担いで学校まで連れていった影山に誰か制裁を。


取りあえず日向くんのゲロが田中さんじゃなくて影山にかかればよかったのに。





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06 まぁそんな気はしてたよねうん→←04 下僕は下僕なりに仕返しをする



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さくら(プロフ) - キュンキュンする〜(>_<)応援してます( ´ ▽ ` )ノ (2016年4月21日 23時) (レス) id: a6f60c9af9 (このIDを非表示/違反報告)
ちひろ(プロフ) - ほんと面白かったです!次楽しみにしてます (2016年1月25日 17時) (レス) id: a0c47f5d1e (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 面白すぎてニヤニヤしてました 徹ちゃんバージョンのも読みました! (2015年12月6日 19時) (レス) id: 44e1487778 (このIDを非表示/違反報告)
吐季 - どうしよう面白い…。受験生、大変ですよね。私も去年は作品の更新なんてろくに出来ませんでした。。。いくらでも待つのでゆっくり更新頑張って下さいo(^-^) (2015年8月14日 17時) (レス) id: 6fee1e567e (このIDを非表示/違反報告)
なつめ - 文章めちゃめちゃでさーせん…でも更新頑張ってくださいぃぃ…私のHPがゼロになりそうです…(どーでもいい) (2015年7月23日 22時) (レス) id: 4509d925c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もちづき。 x他1人 | 作成日時:2015年4月29日 12時

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